PRIVATE
立木義浩/私生活/加賀まりこ
毎日新聞社

彼の置き忘れたセーターはレンガ色。レンガ色のセーターにまつわる思い出が、私の過去にみ当たらないのを嬉しく思った。・・・読書/1970年夏・まりこの日記より
現在も全くと言っていいほどかわらず愛らしい加賀まりこの写真集 時代の移り変わる状況を
いつも自分に映し出す―まりこ
尾崎宏次、篠田桃江、黛敏郎、中山千夏、安井かずみらが解説
1971年発売
放課後あつまれ
西谷祥子
朝日ソノラマサンコミックス

キッコにハンサム、アル中、ファンタ、ビーナスが通う学校は授業中の静けさはどこへやら放課後は騒然
それはキッコだち”放課後族”のふりまく
放課後ビールスのせい
この病に予防注射は効きません
放課後族の女王諸君、ぜひご覧遊ばせ!
1974年発売
権現の踊り子
町田康
講談社

「今年の冬は厳しいキツイ、ピース」と減さん
文学で踊れ!腰抜けども輝け!
川端康成文学賞受賞の表題作を含む、著者初の短編集
鶴の壷/矢細君のストーン/工夫の減さん/ふくみ笑い/
逆水戸収録
2003年発売
ファイヤー!
水野英子
朝日ソノラマサンコミックス

アロンの肉声が楽器とぶつかりあうとき
燃え上がる炎、 「ファイヤー」
盗みで感化院に連れて行かれたアロン14歳 そこで風と共に鳴き、時には母の子守歌のように歌うファイヤーウルフと出会う
どこまども広がる彼の世界、自由
しかし火のように生き自由のためにウルフは死ぬ
大好きなウルフに歌とギターを教わり
アロンは感化院を出た、18歳
ロックは火打石、ロックは六つの区、ロックは六つの苦、ロックは六根、伝説のロック漫画!これを読まずしてロックは感じない
1973年発売 全4巻
4巻にシモンの夏同時収録
愛さないの愛せないの
寺山修司
新書館フォアレディース

愛することへの共感をこめてつづった
黄金コンビからの、愛の詩
「淋しいという字をじっと見ていると ニ本の木が
なぜ涙ぐんでいるのかよくわかる
ほんとに愛しはじめたときにだけ
淋しさが訪れるのです」
1968年発売 イラストレーション・宇野亜喜良
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