夕日の中のサキ
高階良子
若木書房ティーンコミックスデラックス

百合がチンピラにからまれているのを助けたサキ
二人が出会ったのは空が真っ赤に燃える夕方だった
サキがやってきたこの町は大川コンツェルンが全てを支配し刃向かえばおいだされるような仮面の町だった
サキは忘れたくても忘れられない大川に復讐するためこの町へ戻ってきたのだった
それと同時に百合の両親から受けた恩をかえすためにも果たしてサキは大川の化けの皮を剥ぐことができるのか!!
1974年発売
わらってさよなら/泥だらけの純白同時収録


書を捨てよ、町へ出よう
寺山修司
芳賀書店

大志ではなく大尻である、クラーク博士も教えてくれなかった時代的教訓三文エロイカ、口からでまかせの恋愛論 さすが家出をすすめる寺山修司
あたいもあんたも、行きあたりばったりで飛べ!
どうせこの世はホンダラ ホイホイ
だからみんなホンダラ ホイホイ
1967年発売
イラストレーション・横尾忠則/写真・吉岡康弘
1971年に同名で映画化
首狩族
劇画・川崎三枝子 原作・藤本義一
芳文社クミックス

北新地に野望を抱く女、康子
康子と寝た男は次々と死んでいった
康子の燃え出した野望は獲物に禁断の果実を与え手玉に取り奇妙な図式を巧みに描いていく
康子の奔放な行動の裏には何が秘められているのか、殺意か?軽蔑か?
復讐か?鮮烈な女の性が怪しげな爪を磨ぐ
康子の果てしない欲望は次々と獲物に襲いかかる!
女VS女!女VS男!女VS野望!
妖艶な女の魔性を大胆にえぐる浪花の夜のサスペンス巨編!!
これを読まずして女と言えるか!
1978〜1979年発売 全4巻
ハント・ハント・ハント
大和和紀
若木書房ティーンコミックスデラックス

占いバカ、キムとコンピューターバカ、ダイアンが
偶然にも探しているボーイフレンドは黒い髪の毛に
黒い目の知能指数125の男の子とまったく同じ
それから二人のボーイフレンドハント合戦が始まった
彼女らのまわりには被害者が続出!
占い、コンピューターが導き出した男の子をハントできるのか?さて、結果はいかに
1970年発売
書を捨てよ町へ出よう
寺山修司
芳賀書店

佐伯俊男、横尾忠則、林静一論に誰が力石徹を殺したか!
などなどのめり込む一冊
私が、書物を人生の友人と考えるならば、私の最初の友人
は、中学生のとき貸してもらって読んだ山田詠美の「放課後の音符」だったように思う
教科書に載っていたものが本当は最初だけれど忘れてしまった
今まで自覚はないのだけれど毛嫌いしていたのか外国の小説などは数冊しか読んだことがない
漫画を省けば昨年は数十冊しか本を手に取らなかったのでもう少し読みたいと今年は思う
1971年発売
イラストレ−ション・三嶋典東
写真・立木義浩、鋤田正義
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