★絵本ミュージカル
人魚姫・王様の耳はロバの耳
寺山修司
新書館

寺山修司による二作目の絵本ミュージカルはアンデルセンの「人魚姫」にもとずいて著者が美しく悲しい人魚姫の女の子、マルドロールの物語をロマンチックなミュージカルにしました。また「王様の耳は〜」はロバの耳をした王様が街中の床屋さんを牢に閉じ込めてしまうみなさんよくご存知のお話ですがここでは著者がとても愉快なミュージカルに脚色、日生劇場で上演されました。
1968年発売
イラストレーション★宇野亜喜良・伊坂芳太良



ホモホモセブンシリーズ
みなもと太郎
若木書房コミックメイト

なぜかもてるふしぎな男その名はホモホモセブン
日夜くり広げられる♂♂ブロック対♀♀ブロックの血で血を洗う凄絶なる戦いに今日もセブンの涙が光る
男とおかまだけで構成されるスパイ組織♂♂ブロックのセブンはふやけた顔ですが女だけで構成されるスパイ組織♀♀ブロックは皆かわいくセクシーな衣装に身を包んでいます 所々でさいとうたかお、松本零士、永井豪、楳図かずお、オーブリー・ビアズリーなどを真似たタッチで描かれ大阪万博会場をめためたにするお話も
1971年発売 全2巻
ニュー・エロティシズム宣言
日向あき子
荒地出版社

アンディ・ウォーホルを日本に初めて
紹介した著者の処女作
タイトルの小気味よさと表紙に惹かれ購入したのですが
三日月目をしてジャケ買いした私に様々な角度からの、
バーバレラ的ファッション、ポップ・アート、映画、
風俗など、エロティシズムパンチは読み応え120%です
1970年発売
カバー写真/加納典明
日本列島一万年
美内すずえ傑作集3
白泉社花とゆめCOMICS

自然美しいナライ沢を観光地にし儲けようと日本全国に観光チェーンを持つ大河原観光がやってきた
ナライ沢には遥か昔一万年前マゲン族が住み貴重な高原植物マゲン草を植え代々それを土地の者が守ってきたのだった 遺跡も残るマゲン山に高速道路など作らせてはいけないと反対するが強引に大河原観光は計画をすすめ森の動物が死に町中は一致団結さらに反対するが...
激しい描写は作者の自然への想いがありありと伝わります
1979年発売
銀色のデュエット/エリザベスの太陽/水色のマリー同時収録
★絵本ミュージカル
裸の王様・イワンの馬鹿
寺山修司
新書館

寺山修司が名作童話にもとずいて書き下ろした楽しいミュージカルの絵本。
アンデルセンの名作「裸の王様」が寺山タッチでアレンジされてとても愉快。
それにトルストイの「イワンの馬鹿」も新鮮な意匠を凝らして登場します。
日生劇場でも上演されたミュージカルは少年少女ばかりでなく、大人が読んでも絶対に面白い童話の決定版です。
ペペの素敵なイラストレーションと薄いグリーンの本文、こんなシックでイカした本は他には絶対にありません
1968年発売
イラストレーション★伊坂芳太良
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