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京の夕陽に散る札束

毎度、興味深い話を持ってやってくる
年下の男の子のお客さんが今日もまた
またしてもとてつもなくおもしろい
彼の親族にまつわるミステリーを持ち持ちやってきては
カットを注文するのだけれど
鋏を閉じたり開いたりするのを止めて聞き入ってしまい
これが解決すれば本にしたいのだよ夢子君
と言う彼に賛成賛成大賛成し
このミステリー、ぜひとも完結してくださいませ
そう、お祖母様の謎を必ず解き明かしてくださいませね
と見送ったそのあともひとりきり謎を解こうとしたのだけれど
モキモキするだけ気になるだけでやんなっちゃう
こうなったら私が直接お祖母様に近づいて
と身内に言えないことでも他人ならポロリするかもしれないわ
と意気込んだけれど九分九厘思っていることが顔に出る私は
役者にはなりきれぬと思いとどまりモキモキ
彼の次回の来店を楽しみに待つだけにしたのでした

写真/思わずポーズシリーズ
あたしがどこに秘密を隠してると思う?と、思わずポーズ