月別アーカイブ: 2008年7月

愛があれば大丈夫

世間は狭いとはよく言うし
ちょいちょい体験もしているのですが本当は
大阪が狭いんやないのと思ったのはななんと
色んな海に港を持つ女の前職場の同僚であるモーリさんと
ゴールデンボールのまあくんが同級生であり
まあくんを名字で呼ぶモーリ家での昼食に女とそして
フランス座の石野ママと共にご招待いただき
そのことを話しているとまあくんも
ついでに里帰りしよかしらと珍しい面子で向かえば
地元であるミートゥもやってきて
笑顔のモーリさんとそして
昼食にはあまりにも豪勢な料理に出迎えられ
今日は長いですから
ととりあえずひと言目だけ断っては一本だけ
と言っていたビールは知らぬ間に白そして赤ワインとすすみ
お料理もたらふくいただいては
集まった面子ほとんどが水商売ですから
それ故のお話しを盛り込み
地元の話を聞いていたらもう夕方
まあくんのママがやっているカラオケ屋に行く予定だったけれど急遽
夏祭りが催されている住吉大社へ
ちゃんと商売の神様に祈ってからひいた恋みくじは
半吉とまずまずだったけれど
ラッキーアイテムのところに前向き
と書かれてあり普段からそこそこ前向きな私
これ以上前向きになったら
気持ち悪がられるしかないと思うのですが
気色悪さともども受け止めてくれるメンズの胸に飛び込むことにし
次の約束は夜の約束へ
行けばありそうでなかった出来事に度肝抜かれることとなり
人生まだまだ経験していないことがあるのね
とため息混じりで一旦落ち込んで
それをバネに元の位置以上に飛び上がって

三十夢

恐い夢を見たときのように好き
という気持ちでがば、と目覚めた朝
これがなくては部屋が片づかないと
待ちに待った本棚が先日届き
本も好きだけど本棚よお前も愛しいぜ
と早起きして組み立て出したのだけれど
引っ越しを機に購入した壁一面の本棚は幅
2メートル弱あり組み立て出したはいいものの
ひとりで起こすには難儀で快適な一人暮らしを長年
エンジョイしてきたつもりだったけれど
こんなところで淋しさを痛感するとは
挨拶も行かなかった隣人に手伝ってもらおうかそれとも
友人が訪れるのを待とうかしら
と一瞬、頭をよぎったけれど
淋しくなんかないやい
強がりなんかじゃないもん
の力で起こし起こし上げると
グリグリにネジを締めつけるため
握ったドライバーが手のひらに食い込みすでに
マメができそしてつぶれていた
今日のシャンプーはやけに沁みやがる

ツ・ツ・ツ・ツ・トーツツッツ

みんなでUFOを呼ぼう!
と拳振り上げ初めて訪れる京大西部講堂へ
今夜のお祭りはUFO祭でアイドル研究家である
まあくんのバックダンスでまさしく
ピンクレディーのUFOを踊るため向かったのですが
キャンパスライフに異常な憧れを持つ
私の憧れをさらに磨きあげられつつ
短いリハーサルに不安を覚えつつも
一番の不安といえば今回購入した衣装で
バニーガールよろしくな程度の布面積しかない服らしき服を
人生のほとんどを露出しない、あんなにもイカす
ホットパンツすら履かずに過ごしてきた私が
人前で着ることになろうとは
と恥ずかしがっても本番を目前にする大人ですから
なんとか着替えしかし背が高いせいか
昨今稀に見るハイレグで恥ずかしい
恥ずかしいと花のお股を押さえ恥ずかしがっているとまあくんに
酔うてる時のユメーコの方が恥ずかしいわよ
と励まされ、いいえ
これ以上に酔うてるとき恥ずかしいの
と酒の飲み方を考えさせられ恥じらいは捨て
あ、という間に本番を終えては遠い大阪を目指す車中
寝ぼける私は一瞬大きな光に包まれたような

ごはんですよ

休日の今日はのらりくらりで
用事の半分も済ませられないまま夕方に京都へ
京都からいらしてくださるお客さんは
大阪は暑いどすというけれど
大阪から向かえば京都も暑うて暑うて
服買う気にならへんわ
と思っていたけれどEVE(リンク/EVE)へ行けば
欲しい物だらけでなんやかんや購入し
今年、一番の憧れであるユッキーさんのお話を聞き
さらに憧れを強めてはのり平と陽も暮れぬうちから
飲むビールの黄金色の美しさに魅せられ
鰻食べてもう一軒、等間隔でもう一杯

もう舞踏会は始まっている

先日ムフフな日に
なに着ていこうかしらぁ
と東洋一のファニーガールである
マッキーに猫撫声で相談するとそうだな
こないだ履いていたスリムパンツに
マニキュアはヌードカラーそれにメイクは薄め
と言われ参考にするワ
と言ったもののよくよく考えてみると
ベルボトムでメイキャップは濃く原色好きという私を
普段の私を全否定するようなアドヴァイスに
そんなにもダメなの
と小指噛んでいつも通りを丸だしのワンピースで
ムフフな一日を過ごしてやったのだけれど今夜は
マッキーと会うので彼女好みのファッション&メイクで出勤
そのまま彼女に会えばベタ誉めされ
もう一度やってきた複雑な気持ち
自分で噛んだ小指が痛い

スポーツ感覚

大興奮をおかしな方向へぶつけ倒したあとは
ちょっと一杯ひっかけたくなって
千日前のレジャービルは味園のフランス座へ
今日は浴衣を着るという石野ママの
着付けのお手伝いしもって今度は
おしゃべりという名の魂をぶつけ合ってもぬけ
落ちついたら私こと私めは着付けができないことを思い出し
なんとなく左が前ちゃうかしら
なんつって最大の難関である帯を前に
蝶々結びという強行に出たけれど
意外とそれっぽくなったあとはヘアーセットで
何を隠そうヘアーセットは特技です
なんつって胸をはっているとヘアピンがななんと一本しかなく
これはあたいへの挑戦状なの
と思ったけれど何でも揃った中でしか
ヘアーセットができないねんねちゃんじゃないわ
とアスファルトジャングルの一匹狼と呼ばれた頃を思い出し
飾りピンを駆使して夏らしいアップスタイルが完成するころには再び
自分の中からぱちぱちとナニかが燃え始める音が聞こえて

キンランドンス

いつも、いつもだ
幸せってやつは突然やってきて
わたしを驚かすのだから
でも、わかってるの
突然やってくるからこんなにも
ハートがぐぐんぐん上へ上へと動くんだってこと
望んでもできなかったことが、ううん
心の底から望んでた
だから叶ったんだ
運動会で少し前を走ってた子がこけて
わたしが一等賞になった
恋のライバルには呪いの言葉と甘い毒を
願えば叶うってス・テ・キ

かわいくないけれど愛嬌はあります

両手を軽くグーにしあごを支え
唇をつきだし視線は左上で
好きな物のことを考えている時なら私だって
少女漫画の扉絵みたく
花しょって星しょってると思うのですが
嫌いな物、嫌いな物のことなど
ほとんど考えたことなどなかったのに
気づかされてしまったのですこの世で一番、嫌いな物を
あの一大ムーブンメントから
どれだけの時間が流れてもまだ
見かけることが稀といえどあり
嘆かわしくは使わなくてはいけない場合すらあり
その時のこの上ない屈辱ったら
言うのもおぞましい
この世で最も嫌いな物それは
リンス・イン・シャンプー
そう、リンスインシャンプーなのですが
別にどっちつかずの自分を見ているようだから
といった理由からではなく
ストレートな理由でヘアーがばっしばしになるからでしかし
銭湯や温泉場で使わざるをえない時が
年に1度くらいやってきて
美容師だからといって毎日
マイシャンプーを持ち歩いているわけではないので
今日までは仕方なくでも使ってきましたがもう金輪際
絶対に使いません
1日くらい洗わなくたってちょっぴりしとっりするだけですもの
リンスインシャンプーとともに
どっちつかずの私ともおさらばでございます