月別アーカイブ: 2011年1月

もって2ヶ月半

バンジーを飛んでからというもの
寝ても寝ても物足りなさを感じさらに
お友達の文房具売りからは
何か大切なもの落としてきたんじゃないの
とどうやら以前に増して落ち着きがなくなったようなのですが
まだ興奮しているのかしら
なんつってるところへやって来てくださった
お客さんのきらきらとそして
澄んだ真っすぐな瞳で語られる恋のお話にポポポポ感動すら覚え
私が落としたのはバンジーの時の落ち着きじゃない
いつの日にか落としてしまった純真なのだわ
と心改め新たなる門出に立ち上がって

栄養失調の勃起

楽しい時間をすごすと
余韻に浸りたいので
お酒を飲み過ぎると記憶がぺらぺらになる私なんて者は
まっすぐ家に帰るべきなのだけど
ハートからはみ出た喜びに
身体は必要以上に元気漲り先日も
ニヤつきながら千日前の娯楽殿は
味園ビルにあるサロンバー フランス座へ寄ると
カウンターに向かうは知った面々で
シェビデビしているところへママがさらりと
インド土産の下剤飲む?
なんつってきてそこにいた全員が拒否
もしかしたら飲むかしらと思ったロン毛の彼さえも拒否で
あんたたちが断るとは思ってもみなかったと言うママに
4日前にすでに飲んでいるママに
そしてそれ以降風邪の症状が出ているママに
外国の薬なんて恐い
ガンジス流れる国インドの薬
お腹こわしているのか下剤が効いているのかわからない
このヒンディー語を誰が下剤と読めたのだ
などと飲みたくない理由はあとからあとから沸き
女子たちにいたっては理由なき断固たる拒否で
粉末であるその匂いも薬草と言われれば薬草だけれど
そうじゃないと思えばもう、そうじゃない
しかしママは続けてこれ水に溶かして飲んだのよ
と作り始めやはりロン毛の彼さえも
水に溶け強い硫黄の匂いだけを確かめるのみで
できるだけその場の空気を壊したくないと常々
思っている私だけれど隣の蒼月書房さんと
楳図先生や金子國義、四谷シモンの話をしてスルー、いいえ
バンジーを飛ぶより以前だったので確か
それを理由にし飲まなかったのですがその後
少しだけ書かれていた英語を皆で解読し
限りなく下剤きっと下剤あれはたぶん下剤ということが判明
でもだからと言って飲めやしない
だけどロン毛の彼はひと口ふくんでおりました流石

恐怖の菜箸

今のマンションに引っ越してからもうすぐ
4年目を迎えるのですが
ずぼらが高じて
実家に送りたいけど送っていない段ボールが
引っ越したあの日から
どうしても1個だけあり
もう何がはいっているのかさえわからないまま
台所の片隅で今日まで同居してきたけれどようやく
送ることができました
送る気持ちになった出来事はささやかなことだけど
恐ろしいほどにすっきり広くなった台所では
小ぶりなマグロなら解体ショーができそうです

オーデュボンの祈り

今日は初めての人間ドッグの日
ユメーコも歳とったな
とか言わないで
健康こそが夢屋を続けられる秘訣でしょ
なんつって夢屋オープン以来
初めてとなる半日ドッグに挑んだのですが
ドッグ自体は半日2、3時間程度とはいえ
挑戦は昨日から始まっていたのですそう
昨夜21時以降の食事はダメ飲酒もダメ
飲んでいいのは水お茶紅茶のみで朝
目覚めてからはナニひとつ口にしてはいけないとのこと
どちらも今となれば好まないけれど、
喫煙もガムもいけないそうで
あれもダメこれもダメって
そんな口うるさい彼氏だった今すぐにピシャリ
と別れ話を切り出すところだけれど今日のお相手はお医者
そして私自身ということで従順に言われるがままで
午前中のうちに開始された検査では
身長が1cm伸びていたり視力が随分回復していたり
でも体脂肪も増えていたり
バリウムの味はバニラをチョイスしたり
お噂で聞くほどしんどくはなかったバリウム検査だけれど
ゲップではなくぽっぽっぽっぽっ
と何かが口の端から時折
もれたりしているあ、という間に全ての検査が終了
昨夜からずっとランチは中華料理
とダブルピースで決めていたのだけれど
蛍光灯の下で自らのボディと向き合い
見知らぬ男性(お医者)に外側のお肉だけでなく内臓まで
それは身体の隅々まで見られ調べられた日には
待ちに待った食事といえども
中華料理を口にする気にはなれず気づけば
目前にあったアメリカからやってきたサンドウィッチ屋で
野菜だけが挟まれたサンドを
ひと口またひと口とゆっくり
時間をかけ食していたのでありました



お酒大好きな肝臓ですが
立派とのことで、結果は良好でございました
2月11&12日(金・土)は臨時休業いたしますが
定休日の木曜と上記以外は
もりもり元気に営業しておりますので
寒さと冬のヘアースタイルが楽しめるのももう少し
ぜひご来店くださいませね

へんな子ちゃん

日記のように最近、日々
写真を撮ることが増え、
携帯電話でほとんどが食べ物という食いしん坊写真ですが
折角ならば見やすくと
ココの写真も大きく表示されるようにしてみたのですが
いかがでしょうか
私自身は実はまだしっくりきていませんが
追々慣れていけば
このまま続行させていただこうと思っているそんな今日は
行きたかった追悼 赤塚不二夫展 ギャグで駆け抜けた72年
チケットをありがたやninicoちゃんからいただき
夢屋前に大丸心斎橋店へ
東京にある赤塚不二夫記念館よりも盛り沢山とも思える
展示量に原画の数にグッズの豊富さに
興奮して靴下も半分以上脱げていましたが
なんとか最後まで鑑賞し
島耕作のシェーにぐっ、とやられて
バカ田大学の学生!?

Buon popo

あれは確か先月、12月
毎週月曜のイタリア語レッスンでのこと
イタリア語の先生、ジュリオが
ばんじーじゃんぷ ヤッテミタイ ナ
と言い私と、一緒にレッスンを受けているシニチロウ君とが
口々にSi,Siやってみたいと言ったことから
本当にバンジージャンプへ行くこととなった本日
残念ながら関西にはなかったので
岡山県にある鷲羽山ハイランドへ
昨夜は興奮してあまり眠れなかったという
シニチロウ君の運転で行く中
朝食のような昼食のような兎に角
食事を取ることになったのだけれど皆
初めてだったため
満腹で挑むのはよくないのでは
の不安があり2時間以上前に食事を
かけそばを食べる私といえば
メンズ2人とのジャンプにそこは頼ることができないであろう
ともしかしておもらししてしまっても大丈夫なように
とサルエルパンツで来、万全の準備と思う反面
わたしってやつはてんで平気なのではないかしら
というどっから来たのかその自信も持ち併せていて
1番にぴょいと飛んで2人をビビらせてやろう
なんつってヒヒヒと三日月目で笑っている間に
美しい瀬戸内海と島々そして瀬戸大橋を見渡せる
鷲羽山ハイランドに到着したのでありました

イタリア語でもバンジージャンプはバンジージャンプと言うそうです

着いた鷲羽山ハイランドのもうひとつの名前それは
ブラジリアンパークという肩書きにふさわしく
入園まえからサンバのリズムが聞こえていて
ちょうど入口前広場で始まったビンゴ大会はお馴染み
ブラジルのサンバチームが司会で
響き渡るマイクのエコーと片言の日本語で
ほとんど何を言っているのかわからない司会者が
ジュリオを見つけハグしに来たのを見ていると
ハグとは外国人だけに許された儀式なんだなぁ
とお辞儀生まれ正座育ちの私は改めて思いました

ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランドのサイト内に
キャラクターというページがありそこでも
ミッキーミニー的なチューピー&チューリーよりも全面に
サンバチームが紹介されています

サッソク じゃんぷ スルカイ
と笑顔で言う無邪気なジュリオだけど
1番に飛ぶなんて言ったものだから
景気付けにあっちからやりましょう
と60mのフリーフォールへと誘い
バンジーに比べたらたいした事ないやい
と思っていたけれど思いのほか高く上りそして
速く下りるマシーンに、いいえ
所詮マシーンで作られた恐怖など
エンターテイメントであり安全極まりない代物だ
と自分に言い聞かせつつ威勢のよい短い悲鳴をもらして

海が近いせいか1月だからか
吹きすさぶ風、極寒の中
時折軽く揺れる階段を上り着いた地上30mは
下から見上げていた時よりも遥か高く
もう飛ぶ飛べないとかではなく
なんとも言えない気持ち、なんだったか
アメリカからやってきたのはピザで
イタリアからやってきたのはピッツァだナァ
とかどうでもいいことを考えるばかりだったけれど
ちょうど私の2コ前の女の子が飛べず
制限時間10分が過ぎリタイアしたことを見て
ためらったら最後、絶対に飛ぶことできないのね
と思えどもまだ現実味を持てなくって

こんな番組があるということは
ムーヴメントがもうそこまでやって来ているのだろうか

10年くらい前のファッションをした
モーレツセクシーな女性を連れた
私の前のとんでもなくイカつい中年男性は
見た目を裏切ることなく動揺ひとつ見せず静かに
下から見守るその女性めがけて飛び出していきました

いよいよやってきた私の番
錆が目立つジャンプ台にどうしても不安煽られ
係りの女性が慣れた手つきで準備をしていくことに
慣れというものがどれほど恐ろしいことか知っていますか
と問いたくなるのをぐっ、と我慢して
大丈夫でしょうか
と問えば大丈夫ですよ
とお返事もらったのですが
私の大丈夫はこのゴム丈夫ですか
の意味であり背中を押してくれる
そんな優しいお返事を期待しての
ありきたりな大丈夫ではないのだけれどと彼女を見つめるも
もう信用するしかない
これほどまでにナニかを信じたことなどない
というくらいにこのゴムを信用し
今まで好きになったメンズのことを
これくらい信じることできたら
違った人生送っていたのかナ
と生唾ひとつ飲み込んで夢子、いきます



バンジージャンプとは落ちるものだとお思いでしょう
私だっていまだにそうだと思っています
だけど足から落ちてはいけないバンジーは
前に倒れ飛ぶんです
だから足が離れるあの時あの瞬間だけは
きっと、飛んでいたのです

想像以上に早く1ためらいくらい(30秒未満?)で飛べたのですが
やはりテンパっていたようで係りの女性のかけ声
3 2 1バンジーの
ジーくらいで飛び出すのがベストジャンプなのに
1ですぐさま飛び出してしまい
でもそんなことも気にならない
上がり下がりをびょんびょんすれば
自分の体から出たとは思えない音のような声で
どこかに行っていた意識が戻り
下から見ている人たちが拍手で迎えてくれる中
胸のどきどきを高らかに鳴らしながらの終了
続いてジュリオ、シニチロウ君
ともに下から見ている限り
全くためらうことなくジャンプ
ジュリオといえば絶対にマンマミーアて言う
と思っていたのにずっとコワイコワーイコワーイ
と日本語を言っていたので
随分余裕があるのねとさえ思うほどでした

まだ興奮したままで
寒さすら一切感じずにいる私へ送られる熱視線
その先には小学生の女の子がいて
ねぇ恐かった?
と聞かれたのではにかみながら
ウンお姉ちゃん凄く恐かったよ
だけどね、あんたもいつか大人になる日がくるんだ
だからあんたも今から飛んできな
なんてことを口走ったせいか
女の子は母親の元へと走って戻っていきました

ちょっとゆっくりしたい
と温かい飲み物を買い
ひと息ついてからの感想が3人とも
爽快のひと言に尽き
本当に清々しくやりきった気持ちで
次回は群馬県みなかみバンジー
そして行く末はスイスかマカオと
世界へ飛び出す予定です
トイレの案内もブラジリアン!


わかりやすいかと思い
ジュリオの発言を片言で書き記しましたが
彼は驚くほど日本語がベラベラです

どうかしてありんす

待たすことは多々あれど
待つことなんて滅多とない私が
1時間半も天王寺で待ちぼうけられたのは
知らない間にロフトが出来ていて
今年の手帳をまだ買っていなかったとか
今までの自身の遅刻を合計したら何日分になるか
指を折ってみたりだとかして
目の上辺りのピクつきを飲み込むことできたのですが
それは今夜
冬のお楽しみである
おいしいふぐを食べに行くという約束があったからで
楽しい食事のために様々な思い飲み込んでいたのですが
遅れてきた昔のハンサムの顔を見たら無性に
ひと言、ひと言だけ文句言わせてお願い
とやっぱり全部は我慢できず腹肉と同様に
ちょっぴり文句がはみ出てしまったけれどあら不思議
おいしいものが瞳に映ればすべてが過去の出来事となって
 
右/ぞうすい前に焼餅!

妄想トレイン更新中

10年以上友達であるミハルちゃんはさすが
私のことよくわかってくれているし
相談事に対して絶対的な味方意見をくれるのだけれど
親身になりすぎてくれてなのか
ふざけているのか
たまに善悪の区別がついていない時があって
おもしろくもおとろしいアドバイスを
ありがたくもただただ素直には受け入れられないナァ
と滅多と出てこない折角の悩みごとなのに
どっかにいっちまうナァと受け止め夢屋を終え
自転車で向かう南船場のたこ焼き屋で今夜は
ノーザンソウルダンサーの皆さまの中にひとり
ぽつねんと混じった私、いいえ
間違いなく誘われ行ったので
次々と飲み干していきたこ焼きをそして
おあげを食べかわいこちゃんと乾杯したら
柔らかな毛布にくるまれ眠れる歓びに落ちて