1日目/出発の朝
初めてのフジロックに
初めての青春18切符に初めてのキャンプ
と初めて尽くしの今日ですが
初めての新潟、初めての寝袋、
初めてのトム・ヨークなど
細かいことを言い出したら毎日が初体験
なんて言ってみる出発の朝はとってもいいお天気
*
*
大阪駅発
青春18切符で行くんです
と人に言えばしんどいぜぇ
とたいそう驚かれたのですが
電車移動の喜び、
長距離の飛行機に比べれば、駅弁、ビール
と事前のイメージトレーニングをばっちりすれば
自宅に限りなく似ているような気持ちにならなくもなく
乗車時間9時間台の乗換4回、約9時出発の20時頃着
と字で見ると現実の波に溺れそうにもなりますが
実はこれが新潟までのベストタイムで
それで行ける嬉しさに身をゆだねゆだねて一先ず
京都までは新快速でゴゴッゴー
*
*
*
京都駅通過
ここから先は全て各駅停車となったのですが
普段、太平洋側で生活する身
日本海を見ているだけで
凛としたナオンになれたような気がして、
海を見ているだけで涙がこぼれそうになるんだから
女って不思議
*
*
近江今津駅付近
JR大阪を出れば敦賀まで乗換なし
なんてのんびりしてたら
途中で車両が切り離されどっちかは目的地へ行くけど
どっちかは行かないタイプの電車の
行かない方の車両に間悪く乗り合わせていたようで
寝袋抱えたまま慌てふためき迷子になりかけ
次の駅で降りると乗るべき電車があとからやって来
ことなきを得たけれど
一本逃せば命取りとなる本数の少なさ、それが青春18切符
*
*
*

敦賀駅着
琵琶湖のこっち側ってあまり見る機会がないんだぜ
という旅の同伴者は魔王の言葉に
確かに初めて見たかもしれん
と言うどうでもいい会話をしつつ
あまり見る機会がない方の琵琶湖の端と日本海の間を
電車は取り抜けて行く

*
*
福井駅発
今頃HEP FIVEでは
楳図先生の握手会が催されている頃ね
と少し離れた土地から大阪に想い馳せつつ
福井県の名産サバ寿司をビールでいただく
贅沢な列車の旅は折り返し地点もまだ

*
*
*
直江津駅着
ここまでスムーズな乗換時間で
中には1分というソワソワすることもありましたが無事
辿り着くことができた直江津駅は夕暮れ間近で
待ち時間が4、50分ほどあったので駅から出
近くにあった餃子屋で一杯
名も知らず降り立った駅前の餃子はとってもおいしく
ここら辺から目的地はおんなしかしら
という人たちをちらほら見かけ
着いて行けばいいやという安心感で、もう一杯

*
*
越後湯沢着
先ほど持ったばかりの安心感は
次々と降車する人たちにすぐさま打ち消され
やはり自力で行かねばならなくなったのですが
もう乗っているぜほくほく線
トンネルの中にホームのある駅があり
いつの日か降りてみたい気持ちをお次は持ち持ち
長い電車の旅の終わりに出向けてくれたのは
新潟の女、駒子嬢でありました
*
*
*
苗場着
キャンプサイトに風呂はあれど
なかなかの行列らしいとの情報をキャッチしたので
すぐさま駅前の銭湯でひとっ風呂浴び
すっぴんのまま専用バスに揺られ
到着したフジのロックフェスティバル会場は賑やかで
おあづけをされたまま小雨降る中
テントを立てようと場所を探せば
なんともグーな場所がぽっかりと空いており
すぐさま設置しておると
帰るのであろう見知らぬ人にビールを3缶もいただき
間抜け面をさらにニヤつかせては初めて入った
170センチを超える2人の大人を飲み込むテントは
秘密基地のようで意味もなく楽しくて楽しくって
ピッツァを食べたあとすぐにまた戻り
ミュージックが漏れ聞こえる中眠る眠る
*
*
自宅では広げることできなかったテントだけれど
こちらのイメトレもばっちり
一発で立てることができ
あとは明日のお楽しみを待つばかり
続きは夢子のレインボー苗場日記2で
初めてのフジロックに
初めての青春18切符に初めてのキャンプ
と初めて尽くしの今日ですが
初めての新潟、初めての寝袋、
初めてのトム・ヨークなど
細かいことを言い出したら毎日が初体験
なんて言ってみる出発の朝はとってもいいお天気
*
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大阪駅発
青春18切符で行くんです
と人に言えばしんどいぜぇ
とたいそう驚かれたのですが
電車移動の喜び、
長距離の飛行機に比べれば、駅弁、ビール
と事前のイメージトレーニングをばっちりすれば
自宅に限りなく似ているような気持ちにならなくもなく
乗車時間9時間台の乗換4回、約9時出発の20時頃着
と字で見ると現実の波に溺れそうにもなりますが
実はこれが新潟までのベストタイムで
それで行ける嬉しさに身をゆだねゆだねて一先ず
京都までは新快速でゴゴッゴー
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京都駅通過
ここから先は全て各駅停車となったのですが
普段、太平洋側で生活する身
日本海を見ているだけで
凛としたナオンになれたような気がして、
海を見ているだけで涙がこぼれそうになるんだから
女って不思議
*
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近江今津駅付近
JR大阪を出れば敦賀まで乗換なし
なんてのんびりしてたら
途中で車両が切り離されどっちかは目的地へ行くけど
どっちかは行かないタイプの電車の
行かない方の車両に間悪く乗り合わせていたようで
寝袋抱えたまま慌てふためき迷子になりかけ
次の駅で降りると乗るべき電車があとからやって来
ことなきを得たけれど
一本逃せば命取りとなる本数の少なさ、それが青春18切符
*
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敦賀駅着
琵琶湖のこっち側ってあまり見る機会がないんだぜ
という旅の同伴者は魔王の言葉に
確かに初めて見たかもしれん
と言うどうでもいい会話をしつつ
あまり見る機会がない方の琵琶湖の端と日本海の間を
電車は取り抜けて行く

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福井駅発
今頃HEP FIVEでは
楳図先生の握手会が催されている頃ね
と少し離れた土地から大阪に想い馳せつつ
福井県の名産サバ寿司をビールでいただく
贅沢な列車の旅は折り返し地点もまだ

*
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直江津駅着
ここまでスムーズな乗換時間で
中には1分というソワソワすることもありましたが無事
辿り着くことができた直江津駅は夕暮れ間近で
待ち時間が4、50分ほどあったので駅から出
近くにあった餃子屋で一杯
名も知らず降り立った駅前の餃子はとってもおいしく
ここら辺から目的地はおんなしかしら
という人たちをちらほら見かけ
着いて行けばいいやという安心感で、もう一杯

*
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越後湯沢着
先ほど持ったばかりの安心感は
次々と降車する人たちにすぐさま打ち消され
やはり自力で行かねばならなくなったのですが
もう乗っているぜほくほく線
トンネルの中にホームのある駅があり
いつの日か降りてみたい気持ちをお次は持ち持ち
長い電車の旅の終わりに出向けてくれたのは
新潟の女、駒子嬢でありました

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苗場着
キャンプサイトに風呂はあれど
なかなかの行列らしいとの情報をキャッチしたので
すぐさま駅前の銭湯でひとっ風呂浴び
すっぴんのまま専用バスに揺られ
到着したフジのロックフェスティバル会場は賑やかで
おあづけをされたまま小雨降る中
テントを立てようと場所を探せば
なんともグーな場所がぽっかりと空いており
すぐさま設置しておると
帰るのであろう見知らぬ人にビールを3缶もいただき
間抜け面をさらにニヤつかせては初めて入った
170センチを超える2人の大人を飲み込むテントは
秘密基地のようで意味もなく楽しくて楽しくって
ピッツァを食べたあとすぐにまた戻り
ミュージックが漏れ聞こえる中眠る眠る
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自宅では広げることできなかったテントだけれど
こちらのイメトレもばっちり
一発で立てることができ
あとは明日のお楽しみを待つばかり
続きは夢子のレインボー苗場日記2で