月別アーカイブ: 2010年10月

どきどきフェノメノン

犬を飼いたい
と私と同じく妙齢でいて独身
そして一人暮らしをしている友達のレイディが
そうもらした時、あれは確か
1年くらい前だったかしら
そうあの時、
その場にいたもうひとりの友達と
肩を組み拳を振り上げ
お前の幸せはそこではない
とかなんとか言ってモーレツに反対したことを
今でも鮮明に覚えている、いいえ
昨日までの私でも再び誰かに問われれば
同じように答えていたはず
だのに、
だのに今のわたしったら、
わたしの胸の花園を勝手にかけまわる
猫ちんを嫌がるなんてとんでもない
両手広げて待ち受けているのは誰
それはわたし
好きな動物は馬だから
と安心していた私だったのに
こんなにも猫ちんを求める日が来るなんて
ああ妄想で満足している日々なんて
すぐに終わってしまうんだわ
だってもうあの子を強く抱きしめたい
ってこの震えた手がそう言ってるんだもん

夢子のレインボー日帰り愛知日記

昨日寝た時間に今日は起き
久々に名古屋へ
行くため乗り込む近鉄電車には
やっぱり愛しのせんとくんがいて
朝の挨拶代わりに写真を撮り撮り先日
切符を買った時に
チケット屋のおねえさんが言うには
00分出発のアーバンライナーに乗り込めば
ほかの時間出発よりも少し早く着くらしいので
温かいコーヒーとともにそれに乗り込み
小雨降る大阪をあとにして


通路挟んで隣に座っている
白髪の老人に微笑みかける間もなく
あっという間に着いた名古屋駅でも
好きなポーズのせんとくん4体にお出迎えされ
お昼には早かったのでユニモールぶらついてから
駅近くのパストランテにて数年前から求めていた
名古屋ご当地グルメのあんかけスパゲティを
初めて食べたのですが
中華あんと思っていた私の予想を簡単に覆すデミグラスあんに
中華風の豪快な盛りつけと思っていた
私の想像を軽く吹き飛ばす上品な盛りつけそれに
驚き度肝抜かれたまま完食
名古屋グルメの深層に一歩近づいた気になって




久しぶりの愛知県へままさか
あんかけスパゲティを食べに来ただけでなく
ここを訪れた真の理由とは
そうですご存知、宇野亜喜良さんで
私を突き動かす唯一のおヒト、
アキラックスの展覧会を見るため
重い腹担ぎ上げスキップで愛知県は
刈谷市美術館へとやってきたのですが
木曜日である今日は偶然にも
学芸員による説明付きツアーが行われており
ふがふがと説明を聞きつつ鑑賞
宇野さんが働かれていたカルピスの広告原画の展示から始まり
持っていないものもあるあるフォアレディースシリーズに
欲してやまない海の小娘にONDINE、そして2階では
宇野亜喜良60年代ポスター集などにも載っている
ケイコの店やゴーゴークラブPANIC、
愛奴の系譜、初恋地獄篇などに当時
施された蛍光塗料の印刷で今尚
ブラックライトに反応してぴかり通常時とは違う風味を魅せるポスター
それから目の前に何十枚と並ぶ天井桟敷のポスターなんて
贅沢すぎて胸のドキドキがなかなか収まらず改めて
初期作品に心奪われてならないことを知らしめられ
アキラックスのお母様がされていた喫茶店の名前が
白バラだったことに多いに納得して



テレビ塔の近くの
ごっつい広場みたいなところからでっかい地面が
すごい高さでせり出してるとこの屋上に
ただで草間作品が見れるよ
と昔のハンサムからメールが来
なんのことだかさっぱりわからなかったけれど
テレビ塔辺りに行けばわかるさ
なんていう文面も一緒に来ていたので
兎にも角にも行ってみると
ごっつい広場みたいなところからでっかい地面が
すごい高さでせり出してる建物があり
誘われるがまま屋上へと上がれば
命の足跡と求道の輝く宇宙の2作品が美しく
水面とともに雨を弾いていて

下から見ても草間作品はすぐにわかります


   
上記のごっついでっかいすごい建物は
オアシス21という名で偶然に
草間彌生さんの作品を展示しておったのではなく
あいちトリエンナーレ2010の一環で展示されていて続いて
隣の愛知芸術文化センターへと行けば飛び込んでくる
草間の水玉プリウスはななんと
街を走っていたそうだけど
今日は生憎見かけることはできなかったけれど
真夜中に咲く花や白クマと戯れ
ヤコブ・キルケゴール氏の砂にうっとりしていたら
疲れがどっ、と押し寄せたので早足で
名古屋に来たならここへ行かねば
と久しぶりのジ・アザー(リンク/THE OTHER)行って
林檎型のおっきいべっ甲の器を買って
最後のお目当てへ急ぐ急ぐ
   

誰かと約束していた気がするけれど
近くとも滅多と来れない名古屋だからと
ぬけがけ決め込んでこれも初めての名古屋グルメ
ひつまぶしを食べるべくご存知あつた蓬莱軒
着席と同時にビールで一気に疲れを流し
落ち着きを取り戻し今日1日をふむふむ
振り返ったりしている間にやってきた
ひつまぶしを4等分にしまずその壱をそのまま
そしてその弐を山葵ネギのりの薬味を乗せ
さらにその参は薬味プラス出汁でお茶漬けに
最後は気に入った食べ方でどうぞ
というシステムでその壱からおいしくいただき
その参では新感覚UNAGIだね
と驚きを隠せず狼狽したのか結局
最後はノーマルバージョンでいただこうとしてしまいハッ
これではひつまぶしを堪能したとは言えないではないか
と気づき新感覚でかっこみいただけば
名古屋グルメの謎は深まるばかりで




大阪でもありそうだけれど
見つけた時が買い時だね
と相撲レスラーの来年のカレンダーを購入し
心地よい揺れに揺られ今度は
アーバンライナーで西を目指して

後始末が面倒くさい

皆さんにお送りする
クリスマスDMのイラストを今年は早々に
お願いすることができたのは
ユメーコは仕事が早いね
なんてことはひとつもなく
一昨年からイラストをお願いしている
アラタックス画伯(ブログリンク/カフェと雑貨の日々。)が
脇腹つついてくださったおかげで
あははウフフなんつって
完成度の高い下書きを見つつ
打つ合わせを終えましたので
皆さまお楽しみに
なんつって何もしていない私だけど
ひと仕事終えたような気持ちになって
久しぶりに和ニコ行って
しこたま飲んで
アセンス辺りですっころんだところまでは
しっかりと覚えているのですが


11月20&21日(土・日)は臨時休業いたします
週末連休となり申し訳ありませんが
ご来店の際はご確認くださいませ

キャンドルジャポン

長くいらしてくださっている
メンズのお客さんから
ご来店とともに差し出されたのは
一本のピンクの薔薇
目をキラつかせて受け取ろうとすると
夢屋10周年おめでとう
と言われ深々と頭を下げ両手で受け取りました
決して勘違いなんてしてないんだから私
さらに、メチルさんからフランス土産の
サイコロをいただき
数以外がかかれたサイコロは
ごきげんようとコレしか知りません
なんつってなにが出るかな
と繰り返しリズムにのるけれど
簡単に人前で振ることはちょっぴりはばかれます

えらいこっちゃ

一杯だけ飲んで帰ろうと思った昨夜
そうです一杯だけ
と思ったから買った1キロの玄米を持ち持ち
飲み屋の暖簾くぐったのですが
この年になっても自分のこと
よくわかってなかったみたいねあたし
とままさか一杯くらいで私めが帰宅するはずなく
1キロの玄米持ってもう一軒でもう一杯
なんつってたら紙一重の純情に出会い
明方近くまで1キロの玄米持って遊び回ることになり
よくどこかに忘れてこなかったわね
と思えば意地でも今朝
その玄米を食べたいところでしたが
炊いている時間なく夢屋へ来そのあと
今夜こそ玄米を
の想い儚くも散らすにはじゅうぶんだった新町の焼鳥屋で
私の夢だった生のミンチ肉は
鶏つくねの刺身を食べ幸せに揺れて

妙齢女子的冒険譚

もうひつ月以上前に行ったサンリオ展にて
釘付けになった画像は
幼き日のトラウマを甦らせ
わたしの好きなリトルツインスターズは
こんなんじゃないやい
とあの頃、そう
近所のスーパーの屋上に彼らがやって来るというので
母に連れられ行った5歳にも満たない頃の私
大泣きして彼らと並んでいる写真を
じわじわと思い出すこととなったショックを引きずり
ひと月を経てようやく
ここに書けるまでに立ち直りました
今になればこう思う
サンリオが悪いんやない
あの時代がキキララを狂わせたんやで
今見ても珍妙!

夢子のレインボーイタリア日記9

イタリア旅行5日目にして
デジカメをすられたので
今までのレインボーイタリア日記の画像は全て
とっても便利な情報社会
インターネットから拾ったものでしたが今日
この日記からは
使い捨てキャメラで私こと私めが自ら感じ
旅の一部を切り取ったもの
所謂、私が撮った写真となりますので
その辺りも含め読んでもらえれば幸いです



9日目/フィレンツェ2・今日も雨
<2009 10/14~10/28>
ローマのホテルもまぁ悪くはなかった
だけどこのホテルが快適すぎて雨やし
出かけたくないくらいで普段決して使わない
アメニティグッズのシャンプーも使ってみたら
いいにおいでぱしぱしにならずルルル
そういえばイタリアに来てから
髪がさらさらになった気がするのだけれど
なになにこれは水のせいなのかしら



Basilica di Santa Maria del Fiore
5ユーロと言われたけど値切って
2ユーロにしてもらって駅前で買う折り畳み傘
というのは帰ってから知ったのですが
ローマあるあるのようで
その傘はさすがに数回使っただけで
今にももう折れてしまいそうだけど
なんとか便利にそれさしてドゥオモは
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
先月メガネを作っておいてよかった
と思うほど遠く高くにあるクーポラ内側の
フレスコ画にため息つきお線香あげる感じかしら
とミニキャンドルに灯し
ドゥオモに興味なし
なんてイキったこと思っていたけれどすすんで
414段の階段をゼーハーしてジョットの鐘楼を上り
上っている間に雨もやんでいて
フィレンツェの街を一望
景色のよさに記念撮影をと思い
一眼レフをぶらさげた外国人男性にお願いすると
撮ってはくれたけれど
やはり最近見慣れない使い捨てキャメラに始終
首をかしげていて
(やっぱり撮れてなかったし!)


トマトがおいしすぎる
そう、わかっていたけど
本当にトマトがおいしいの
幼き頃は食べられなかったトマト、いや
ここはイタリアに敬意をはらって
ポモドーロと呼びましょう
ああ私はここへ来るために好き嫌いを克服したのだと
今、確信しています
そう、私はあなたに出会うためにイタリアへやってきたの
とポモドーロ、ルッコラ、オリーブ、チーズをのせた
サラダのようなピッツァに向かって話していたのは昼食時のこと



フィレンツェの街は茶色
昼食後は初めての立ちバル体験
ええこれも今日になって知ったのですが
ガイドブックにはしっかりと書いてありましたが
そうです立ち飲みと着席飲みだと
同じカッフェでも値段が違うということを
立ち飲みの方がもちろんお安いので
カッフェ マキアートをぐびりぐびいただいて
通りすぎる共和国広場にはメリーゴーラウンド
その横にはアコーディオンのおじさん
母さん、外国に来ているよ私


あんなにも寝たのに眠い
ああん好きな人といると眠くなるの
という持論を決まり文句にしていたのに
海外でひとりでいてもこんなに眠いだなんて
ということがいつも眠いということかしら
あら、普通だったのね




Galleria degli Uffizi
朝の雨が嘘のように
暖かさを取り戻した午後
不安だったネット予約もできていたみたいで
並ばず入れたウフィッツィ美術館にて
サンドロ・ボッティチェッリの春、ヴィーナス誕生をはじめ
ウルビーノ公夫妻の肖像、ウルビーノのヴィーナス、
受胎告知などの有名作品はもちろん
ゆっくりと3時間かけて鑑賞したのですが
旅のメモには、上半身は人間で下半身は馬や獣の絵が好き
あっ上半身は馬で下半身は魚っていうのもおる
3階42の部屋の彫刻がセクシーで大胆なナイスポーズ
やっぱりここでも上着は来ているのに
下半身は放り出している、笑ける
と書いていました
私に美術館を巡る価値があるでしょうか



帰国した京都に行こう
多くの偉人が埋葬されている
サンタ・クローチェ教会に寄り
プッチのサングラスやカルダンの真っ赤なコートが
ショーウィンドウ飾る素敵な古着屋を見つけるけれど
非売品が多く落ち込んだあとには幸せがななんと
昨晩に続いてランキング塗り替える
おいしいリストランテでの夕飯は
4種類のクロスティーニと黒トリュフのフェットチーネ
そしてワイン2杯とリモンチェッロをいただき
あまりのおいしさにメインもいっちゃうかい
と自身に問うてみたけれど
限りなく満腹だったので
別腹のドルチェだけいただきいい気分でホテルへ戻って
使い捨てキャメラなので接写できず
おいしさ伝わりづらい…ナ



フィレンツェの方が標準語に近いらしいのですが
ローマよりもイタリア語がわかりづらいのは
レッスンの先生がローマ出身だからかしら
南イタリアに焦がれながらも北上する
夢子のレインボーイタリア日記は10に続く

妄想トレイン嫁入り前

伸ばしたいけれど
今のわたしにはどうしてもできない
といつものヘアーサロンへダッシュし
襟足ぎりぎりまでごっそりカットした
真っすぐボブヘアーにしていただき
やっぱり嬉しいニューヘアーを頭に乗っけて
待ち合わせたesさんと自転車こぎこぎ
新世界で串カツ食べて日本橋でラム飲んだら
人生で限りなく
限りなく初めてに近いぽぽぽぽな体験をし
あまりの驚きに
真面目な言動をする
という私自身よくわからない行動をとり
初めて飲んだラムの銘柄だって
今、どうしても思い出せないけれど
そういう時にはよくわからない行動をとる
ということだけはわかりました