月別アーカイブ: 2009年7月

36年生

ゆっくり寝すぎて
ごろごろしすぎて
明日のお昼はカツ丼だと昨日から
落ちる真っ赤な太陽に休職課長と誓っていたけれど
気づけば夕方おかしな時間
それならばと串カツ食うてビール飲んで
早めにひとりになったら珍しく
とびっきり甘いもんが食べたくなってきたけれど
わたしのまわりには人っ子一人おらず
コーヒー牛乳の甘さになぐさめてもろて

18巻

彼はこれは真剣なゲームだといった
そして時が流れた
彼はリラックスしろといった
そして時が流れた
彼は怒る時笑えといった
そして時が流れた
彼と初めて出会った時僕は23だった
そして時が流れた
彼は以前にもまして熱く燃えた
そして新しい時が始まった

持続させる絶頂感

夏だサイケだお祭りだ
と大阪をにぎわす天神祭に今年は気づかずにいた私でも
忍び寄るこの祭を無視できましょうか、いいえ
できるはずなどありません
たとえこの小さなお目目がボロンボロンと続けざまに落ちようとも
愛しいあなたをわたしが
見いだすことはいともたやすいチョイナチョイナ
彼への片想いが始まってからもう10年以上の月日が流れ
その間ずっとわたしのハートを掴んでは離さない
彼のミリキに今日
2つも触れられることになろうとは
夢にも思わなかった幸せ
そういえば祭囃子はいつも遠くで聞こえていた
わたしは龍をあの踊りを真似てひとり小さく踊っている
  
左/2008チャリティー企画展、傘日和 アキラックスビニール傘!
もったいなくてお外では使えません
こちらはカナさんの東京土産!
右/今年の麻布十番納涼まつりうちわ
これでうちわ芸は絶対できません
こちらはちっちの東京土産!
東京ってなんだか楽しそう!

すべて

暑いの嫌いだし
水着なんてもう10年も着ていないけど
突然の豪雨とか
ふ、と気づいた蝉のうるささとか
汗の匂いとか
なにかが起こるような
わくわくさせるのよね、夏ってやつは

妄想トレイン間一髪

ワンちゃん飼おうと思うんだけど
と先日少し年上の友達に相談されたので
皆でよってたかって断固反対したけれど
結局もう購入され近々お家にやってくるそうで
なぜ反対したかといえばご存知の方も多いはず
妙齢女子が犬猫と1対1で住むと嫁にいきにくい
というのは迷信ではないような気がするので
喧嘩上等の勢いで反対した私でも
犬がちょっぴり苦手な私ですら
写真を見せられたらかわいいぃ
と思わずハートとともに声漏れる愛くるしさ
しかしそれが罠なのですよ
こんなけかわいけりゃ犬放って遊びにいけなくなりますよ
ああよかった
馬好きでわたし、本当によかった

イケない、夏

今夜は高津宮夏祭に女4人で行こうつって
私以外は皆浴衣を着ると言っていたので
私も何かかわいらしいお召し物を
と久々に着込んだワンピースを見たお客さんに
一時ぱっつんぱっつんでやばかったけど
今日はかわいいワンピだなユメーコよ
と言われがびん
夏のおかげでようやく3キロ戻ったこの体
その一時とはこないだの冬のこと
というか3キロであっちとこっちを行き来していたのか私
と崖っぷちであることをとうとう度外視できなくなり
お客さんに感謝しては行く今年初の夏祭
早速感謝の気持ちを忘れたわけではないけれど
露店でフランクフルトとビール買うて食べ食べ
境内にて龍をイメージされたらしいいい感じにゆるい踊りと
太鼓と鐘の音を聞いていると刻むぜ血液のビート
とまっこと祭囃子が好きだと身体中からナニか迸り
そのほとばしり感づかれないように金魚すくって今夏
金魚を飼い始めたサロンバーフランス座へ生もののお土産
夢次郎、夢吉たっしゃで暮らせよ
と一期一会に別れを告げ私は夜の終わりをまだ知らなくて

ノンノン

人間観察や気持ちを理解することが
あまり得意ではない私ですから努力や
間違っていることが多くとも
あれこれ考えるようにはつとめているけれど
あのヒトの優しさやサプライズの意味が今まで
わからないところからやってきては
わからないままどこかへいってしまっているな
と考えていた電車の中
掴まるところないまま大揺れし
そこそこ込み合う車内
隣のおじさんの胸に飛び込んで受け止めてもらい
ひっくり返らずにすんだのですが
少女漫画であれば恋が始まってもいいようなシチエーションが
モーレツに恥ずかしくスミマセンと見上げた時に見たおじさんの顔
無表情の中にうっすら大丈夫かい
といった表情が見えたように思ったのはやっぱり
私の気のせいだったのかしら

酒場の片隅で

お客さんからお土産にいただいた
セクシーボイス栓抜きを使う機会を
いつかいつかと待ちぼうけていたけれど
なかなか自宅で栓を抜く機会訪れないので
マイ栓抜きとして持参しバーへ
瓶ビールを注文するけれどしかし瓶ビールはなく
生ビールを飲み飲みいつもの如く
さしつさされつエンジョイしては
わたしは今日、酒を飲みに来たのではない
栓を抜きにきたのだ
とは、となり酒に飲まれる前に気づけてよかったという
この思いを右手から栓抜きに伝え
私いま栓抜きたいんですが
とバーテンに言うと
お、それならこのソーダの栓抜いてもらえるかい
と待ちに待ったこの瞬間
音割れしている外国人女性のセクシーボイスが
狭い店内に響き
カウンターに座る人たちから
ささやかな笑みがこぼれたこの夜
私が栓抜き娘としてせわしなかったのは言うまでもありません
今度はあなたと夜の狭間で出会うかも
決め台詞はもちろん、
あなたの栓あたしが抜いてあげる