月別アーカイブ: 2005年12月

ヘアするサロン

先日地元にて
中学校の同級生で以来
なんや言うたら集まる面子で飲んでいた時
ひとりのメンズが言いました
ハゲたら潔く坊主にすると皆言うけれど
本当に潔いのはバーコードじゃい、と
それにいたった意図はよくわからなかったけれど
お前のパッションはよくわかった
と格好のいいバーコードを私が提案いたしましょう
それが私の仕事、ヘアードレッサーの役目なのだから
と話し合えば結局
バーコードと呼べないこともないかしら
というところまでいってしまったけれど
お前の嫁にセットの仕方を教えるから
毎朝ネクタイを結ぶ変わりセットしてもらいな
とニューバーコード見つかりお互いが満足し
ちょんまげの話題へと移り変わりそして
長いつき合いが男女の壁を越えさせる
ワイな話も絶品の肴か

女の肌は二度燃える

アキラックス貯金
それは所謂、宇野亜喜良さんへの
熱い思いが募りに募って
彼に関する大きな買物をしたい一心で近頃始めたのですが
どうしてもきざんでしまい、
ようやくと言いましょうか
いまさらと言いましょうか
ヴィーナスの丘/ザ・ヘアを購入(CD)
そして欲望/原田康子、甘い道草/梶山季之も購入(本)
やはり独特なムードがありますし大好きですから
過去現在含めイラストを見たら
わわアキラックスだわ
とハートを矢で刺されたような
ビビッと雷に打たれたような衝撃で特に
6、70年代のイラストには
閉じてたお股が緩むような、いや
花のお股が裂けるような感覚に陥り、
一目でわかる自信があったのです、いいえ
わかったのです
しかし鼻をへし折られました
装幀・宇野亜喜良
の文字をこの小さなお目目で見るまで信じられなかったのです
そう甘い道草/梶山季之だけは
このパンチは効いていないようで足にきています
ノックダウンです、いや
ノックダウン寸前です、そう
私は何度でも立ち上がります
魂の声が遠くの方で聞こえるのです
けれど貯金などする前に私には
小さなお目目をもっと大きく
肥えさせにゃなりません

何だかすべて忘れてしまうね

人で溢れかえる町がさらに
年末であることをアッピールしていますが
突き刺さる寒さになかなか肌の強い私も毎年
少々の手荒れは仕方なく
仕方ないのですが今年は節々ではなく
手首、しかも手の甲の方が荒れるという
奇怪な症状あらわれ
今年の寒さはナニかが違う
と思わざるを得ず毎夜
暖かさを求めてボーイをハント
しかし失敗した今夜はしゃぶしゃぶで身も心も暖め
酒を飲みすぎた翌日は物凄く漫画を、
読んだことのない漫画を読みたくなるので
本屋に行くが新刊なし心くすぐる物なしで
東京飄然/町田康だけを購入し
活字の重さに表面だけさらって

高い塀もひと越え

今頃、東京では
ビューティフルな夜が繰り広げられているのね
と思いながら乗る地下鉄で向う梅田
尻プロダクションの皆さんを筆頭に
久しぶりに大勢の初めて出会う方々との宴に
熱い何かほとばしり
明日は早起きせにゃならん
と酒はほどほどにしておこう
と思っていたけれど
ぐびぐびのズビズビに飲んでしまい
アウェイ梅田をぐるぐるとひとり歩いては
終電に乗り遅れタクシーにてミナミに戻り
さらに酒を飲んだとさ

挨拶するヘアーサロン

のんべんだらりしていたらもう年の暮れ
ヘア・サロン夢屋へいらしてくださっているお客様方に
クリスマスカードを送らねば
と思えどハガキは見当たらず
アハ買っていなんだアハ
と慌てて買いに行き毎度
故障を起こすプリンターの機嫌をとり
プリントしては宛名書き
痺れる利き手を
明日、鋏を持てるかい
と心配したそのとき突然
先日聞いた驚愕のニュースを思い出して再び驚き
ナオミの夢を歌い特別なメッセージを書いては
深夜に上がり行くテンションを、さて
どこにぶつけましょうか
ドゥンのところで、思わずポーズ

時を止めて

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沖縄女のほかにも
私には沖縄に住み、いいえ
沖縄へと嫁いだ友人がおり彼女が
息子を連れ娘を連れ帰省していると聞きまた
沖縄女とともに彼女の実家へとお邪魔すれば
同級生のメンズたちもやって来て
彼女を放って私たちは
点々と灯るネオンを探して夜を彷徨い
若いワインで夜を走る
バボンを持ってどこまでも突っ走る

刺激の嵐

   
少し前に超好待遇で取材をしてくださった
(10月10日のレインボー日記参照)
美容師なら知らぬ者はいないヘア・モードを出版する
女性モード社からヘア・サロン夢屋が掲載された
その雑誌が、いいえがっつり本、
定価4500円のヘアーサロンのインテリア本が出版され
私の元に届いたのですが
実物を見て失禁寸前大興奮
「サロンのインテリア図鑑」と題されたその本はもちろん
全国のサロンの内装、インテリアのみを掲載しているのですが
インタビューは超大手大型ヘアサロンの紳士二人だけで夢屋も
どちらかというとコメントメインで紹介されており
(目次には「ようこそ夢子の部屋へ」と書かれてあり
なぜかタ~サ行に分けられてありさらに
掲載ページでは「ゆめ」という項目に)
少々生意気なコメントかと思いますが
生意気と言うには歳をとりすぎているのでよしとし、
そしてちょうど真ん中あたりのページに掲載されているため
箸休め的な役割と、また
取材時から感じていたライターさんの、
この時代、存じております
といった言動はやはり本物でデザインもぐっ、ときます
キング・オブ・モダンリビングに言わせればこうです
「箸休めというよりこのページだけ別のものが迷いこんだ感じ
所謂トレビアン」
そうですプラス思考の私の言葉で言えば目に止まる、です
雑誌や店舗などのプロデュースをされているA氏に言わせればこうです
「まさに快挙、世のイキってる美容院や建築士すべてを負かしたような気分」
そうです謙遜する私の言葉で言えば
なぜ夢屋が選ばれたのか…いまだ信じられない、です
しかしこの本が発売されたら一册購入すると言ってくれていたA氏は
さすがに夢屋のためには4500円を払ってはくれませんでしたが、
いいんですそんなことはいいんです
私はすでにオルガズムを感じているのですから
嗚呼、今ならできる
取材中、私自身の撮影の時、
恍惚の表情をください
と言われどうしてもできずそこそこの顔で写っているけれど
今ならできる自信がある
だって、ほら、もう、今が
ハンサムにも引き出せるかわからぬほどのこの表情
それにしても全国には様々なスタイルのヘアサロンがあり
もちろん掲載されておらずともイカしたサロンはたくさんあるのですが
個人的には愛知県知多郡にあるサロンに行きたくなりました
書店に並ぶかはわかりませんが
見かけた際はぜひ手に取ってくださいませね

わが思春期

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確かにあった、
わたしにも確かに思春期はもう
随分前にあったはず
あれは思い過ごしであったのだろうか
2度目の思春期なのか遅れてきた思春期なのか
わたしがン十年と生きてきて初めて
顔にできものが現れた
ひとつ姿を消せば新たなものがまたひとつ
終わらない悪夢があとからあとからわいてくる
幸いしてまだ化粧でどうにか目立たなくできるけれど
なんてこった
しかし女がさらに目覚めると思えば気も楽になる