月別アーカイブ: 2011年2月

うそつき

早よやらな冬が終わってまうで
と急いで駆け込んだのは秋振りに
お客さんの働く毛糸屋さんでの編物教室で
穴の空いた手袋を恥じらいながらも
どうにかバレずに過ごせていたはずだけれど
もう限界もう穴だらけ
ということですぐにでも買わねばと思えど
理想の手袋はひとつたりとも見つからなかったので
自ら編むことを決意し
終わりいく冬を追いかけ本日
初めてのマイ編棒No.15を手に入れ
その先っちょに丸いのつけたニクい棒で
メリヤス編みに挑戦すれば苦戦を強いられ
睫毛にマスカラ塗ってる時の鼻の下長い顔に
ずっとなっていたような気がして
集中力も半分は削がれたと思うけど
赤白ボーダーのあのヒトを意識して編む手袋にどきん
早くできあがらないかしら



ブログリンク/新しいフィーリングに
私のニットの師匠、
師匠なんて呼べるほど私の編物技術なんて皆無なのですが
そのニット師匠はjoeさんのブログである
製作ノートが増えました
オーダーストールも受けつけて下さいますよ
ぜひご覧くださいませね

夢子の東京シュガータウン <下>

今年もこれを着る日がやってこようとは
ヒ・ロ・シ…



東京の夜
雨とも雪ともつかない固まりが
空から降る赤坂で入ったまあくんのお友達の焼鳥屋で
ライブの余韻に浸りつつ
ロベちゃんの興奮ぶりも振り返りつつその後
三軒茶屋で飲み、西麻布へ
今旅は全く持ってなあんにも考えず持たずに来たので、
よくよく考えたらいっつもそんな感じのような気もするけれど
皆さんが行くあとをついて行っては
ビールとか焼酎とか言うだけだったのでこの西麻布で
お目当てのお店が開いてなかったからといっても
何のお役にも立てずえへらへらしていると
本当にどこまでも頼もしいまあくんが
それじゃあAB蔵のバーへ行きましょう
と目の前の螺旋階段のびるビルを指して言ったのですもちろんそこは
RGではなくはたまた彼のバーでもなくって


東京の真夜中
ええ歳になっても遠足前は眠れないの如く
旅行前夜をゆっくり休めない私は
昨夜も遅くまでたこしげ(ブログリンク/たこしげ)で
飲み散らかしてしまい西麻布のバーで
モーレツな睡魔に襲撃され完全降伏
両手をパーに開いたまま一瞬にして深く落ちた
そのおかげで目覚めた時の爽やかさったら
まだ夜は止まらないつって新宿のゲイバーへ
狭いカウンターに素晴らしい肉体のママ
3人が隙間なく立ち本当か嘘か
わからないお喋りは一日中でも続くだろう饒舌さで
ちえみちゃんてホリプロの社長に気にいられてたから
堀ていう名字もらったのよね
え、あれ本名やけど
とまぁ様々などきどきをもたらした宴
底なしの体力を持つと呼び声高い
人生折り返し地点間際の私たちも
昇り立ての朝陽には弱いので薄暗い夜をあとにして

ホテルへと戻り皆がばたばたと倒れるように寝る中
仮眠をとったおかげで
それほど眠くない私の空気の読めなさよあん間の悪い女よ
なのでそっとお風呂にそおってベッドに潜り込んで



圧巻の朝
関西では見かけない番組を観もって
準備をしなになにまだサーヴィスあるの
つって1階の喫茶でティーがいただけるということで行けば
小躍りしたくなる光景が広がる目前それは
白い丸テーブルと全てがチューリップチェアの喫茶椅子で
すぐさま3月末で閉館すると聞くこのホテル
その後のこの子たちの行方が気になって気になって
気になってしかたなくって

40階にあるカクテルラウンジ トップ オブ アカサカ
名前だけでなくさらに渋みを増して素敵
そしてやはりその後の行方が気になって気になって


お酒なんかでごまかさないで
ティーをすすり終えればもうお昼時で
欧陽菲菲の妹のオーヤン・ペーペーがオーナーを務める
中華料理店は代官山へ
なあんとなあくのイメージで
入りやすい街の餃子屋さん
かと思っていた円卓があるだろうゴージャス中華料理店で
お得なランチをいただいていたら
大阪への出発時間迫り
もう帰りは遅れること許されませぬ
と余裕を持ち持ち乗る車内で見上げる路線図に
こどもの国線なるものを見つけ
かわいい名前とも思えるけれど
楽しそうな遊具の前で恐ろしいピエロが
夜な夜な子どもをさらっていそうな気がするな
つってたら品川駅はすぐそこで



ダイジョブー
暮らしていても滅多と来ないけれど
なぜだか新大阪に着くととっても安心するのは毎度のことで
目隠ししてても帰ることできるからかしら
と考えてたらもうホームもえらホームである心斎橋に着き
時刻といえば日暮れ前だったので軽く飲んで帰りましょうよ
と今日でも忙しくお座敷に呼ばれるまあくんと別れ
4人で近くの居酒屋で飲み飲み
昨朝のおこわ弁当の件、忘れたわけじゃないけれど
九州新幹線開通に喜びは
多いにあるのでまた皆で出かけようなんつって
えちらおちら飲み続ければ相も変わらず
ふらふらと零時を裕に越えて、いって

夢子の東京シュガータウン <上>

出発の朝
3連休のうち2日も休むなんて
ユメーコもえらくなったもんだなぁ
と自分で自分を罵倒したのでそのあとは
久しぶりの東京をすこぶるエンジョイするため
昨夜の深酒もすっかり忘れて外に出てみれば
ちらほらと雪
今冬初めて見る大阪の街の薄い雪化粧に
寒さよりも喜びが少し出てニヤついて


新大阪
吐く息の白さと戯れながら着いた正午すぎの新大阪には
今回の旅の面子であるぴでこりん&ロベルト、
さおりんがもう来ていて後はまあくんを
まあくんの分と二つ昼食のおこわ弁当を買い待っていると
出発時刻が迫ってきたので3人は先にホームへ
私の切符はまあくんが持ってくれていたので
ひとり改札にいると鳴る電話
もう3分で着くわぁ
と言うけれど乗るべき新幹線はあと1分で発車するお時間
するとさおりんからも電話があり
お弁当どうしよう
と言われそうさっき
新幹線に駆け込みやすいかと思い
さおりんにおこわ弁当を預けていたのだった
今思えばなぜそんなことをしたのか
と自身の行動ながら何故なのどうしてなの
と問いかけずにはおれず
だけどそんな場合ではないので
あああもう行くんでホームに置いといて下さい
と行ったあと電話口からすぐにプスー、
と新幹線の扉閉まる音がやけにゆっくりと聞こえてきて



新大阪2
そのあと本当に3分でやってきたまあくんとホームへ
隅々、それはもう念のためゴミ箱まで
のぞいてみたけれど
私たちのあのほかほかのおこわが入ったお弁当はどこにも
どこにも見当たらなかったので
新たなるお弁当とビールを買い込み
次々発の新幹線の自由席に座り
駅員さんが通りすぎる度に
心臓をバクつかせて寝たふりしてる間に富士山を通り越し
ほ、とひと息ついたところでさて
これだけは言わせていただきたい
JRの職員さん、まだあたたかいお弁当はせめて
10分は放置しておいて下さいませんか


渋谷
結局のところ東京駅集合となった
皆さんと合流する東京は吹雪いていて
着込んできた甲斐あり寒さは凌げたけれど
顔を髪をぼうぼうとさせ
この日のために作ったとびきりイカした衣装にまあくんが
着替えるべく近くのコーヒーショップへ
2階にトイレがあるというその店の偶然の間取りが
着替えて階段を下りてくるまあくんをアイドルと化し
いやんいやんと喜ぶ私たちを尻目に
ほかのお客さんは全くの無反応
やはり大都会の東京シティー
こういったことは日常茶飯事なのかしら
稲妻パラダイス



空から降ってくるのはダウンロード
今回の旅のお目当ては2年前のあの2月と同じく
堀ちえみちゃんのコンサートで
会場も同じく渋谷AXへとタクシーで向かう途中
ひでこりんと鼻歌混じりに稲妻パラダイスを歌っていると
ブラジル人のロベルトが
それちえみちゃんの曲かい
と尋ねてきて流石日本在住が長く日本語が達者なロベちゃんでも
80年代アイドルは詳しくないのね
なんつってたけれどコンサート中
一番盛り上がっていたのはロベちゃんで
かけ声も興奮のあまりに外国人が顔を出し
いつもの流暢な日本語はどこかへ行き
突如カタコトになるほどエンジョイしていたのは私も同じで
まあくんとChのお楽しみの火花散る対決を間近で見ることができ
3曲したアンコールの最後の曲で
感極まったちえみちゃんが涙ながらに歌い終えた直後に
始まったWa・ショイのイントロにどんな演出かと
度肝は抜かれましたが大好きな曲が今回も聞け
皆でワッショイのまま渋谷の街をあとにして

2年前の日記のまぁ写真の少ないこと!


黒いカーディガンの女
そういえば昨夜行った梅田シャングリラでの
DRF6 OSAKAでもDJ中フロアがワッショイ一色になった瞬間があり
あれは今宵の暗示だったのかしら
とハ、としたけれど
錯覚はひとりきりで見る錯覚でしかないということを
切に感じたのは嗚呼いつだったか
東京の夜は冷えを増していって



Como esta senor
もっと東京を身近に
なんて関西で言われているかは知りませんが
東京ブックマーク的なものはどんどん進化を遂げているようでななんと
今夜のお宿はグランドプリンスホテル赤坂で
なにやら赤プリと呼ばれているホテルらしく
しゅっとした出立ちに天井は高く
ロビーにもお部屋にもチューリップチェアがあり
ベッドも広々、だのに
私たちの東京旅行に昼も夜もないの、そう
このベッドで眠る時間なんてこれぽっちも、ないんだから
ありがとうロリンダさん!


荷物を置いたらさぁ出かけましょう
ネオンの海を泳ぐように彷徨う5人の
夜のお遊びは夢子の東京シュガータウン<下>で

太眉白面

辛い物が苦手だけれどでも
どうしても体が欲するので近所のタイ料理店で
ヒィヒィいわせられながら
トムヤムクンや好物の海老の炒めたのを
なかなか大勢で頬張り食べたのは昨夜で昼間は
社会と夢屋とを繋ぐ命綱である
cazicazi H春号の撮影へ
今回はアンティーク着物に合うヘアースタイルということで
長髪の黒髪が美しいよしみ嬢にデルモをお願いし行けば
極妻、という私のリクエスト以上にイカした
着物をご用意していてくださり
普段触れることのない着物、内股、はんなり、撫肩に
たれ目でうっとりしている間に撮影が終了
とっても素敵な仕上がりになったので
もっと言いたいけれどお楽しみはおあずけで
3月中に発売されると思いますので
書店やコンビニでお見かけの際はぜひ手に取り
ご覧になってくださいませね

双子山

皆さまお待たせいたしました
やっと、ようやく、緑色のニクいやつ、
カットクロスを買い替えました
そうです袖無しを間違えて買ってから早数ヶ月
ほとんどのお客さんが
袖があると思って羽ばたくかのごとく
両腕をサイドへと伸ばし空を切らせては辱め
ほくそ笑んでいたS心夢屋と
とうとうお別れし袖有りに買い直しました
カット直前の小さなコミュニケーションが
なくなることは残念ですが
座りのよさは戻ってきましたので皆さま
今後は思いっきり両の腕、広げてくださいませね

妄想トレイン腕立中

3年ほど前から
夢屋のDMのイラストを描いていただいている
あらたさんのブログ(ブログリンク/カフェと雑貨の日々。)にて
昨年末のクリスマスDMの制作行程や秘話などを
紹介してくださっていて
お気づきの方もおられるやもしれませんが
あらたさんとは夢屋に関しましてはまたの名を
アラタックスといい
そうです夢屋サイト内にあるザ・ヘアースタイル/夢のヘアーの
扉絵も描いてくださった
その方なのですが
私の宇野亜喜良さんへの愛をご理解くださる以上に
あらたさんの方がアキラックスをたいそう好きなのではあるまいか
の仕上がりに嫉妬すら感じるほど
今回の千ドットも柔らかい口調の日記とは裏腹に
血を吐くような闘いを繰り広げてくださったはずですので
みなさまぜひともご覧になってくださいませね→コチラ
そんなアラタックス画伯のさらなる顔である
モンド不動産(ブログリンク/モンド不動産)部長と
そして社長のchieさんが
サヲトメ&オジョー夫妻宅(リンク/黄金舎)にて
昼からパン作りそして夜からはお鍋をするよ
なんて言うてたのを聞いておったので夢屋を終え
着いたサヲトメ&オジョー邸のおしゃれーすぎることよ
こんな家に生活する人が建物探訪とか以外でおるだなんて
なぜか1セットだけ乾いていない靴下干してたり
無駄にでっかい大好きなアニメのキャラクターグッズとか
実家から送られて来た段ボールに大量のみかんとか
それが変色してきていたりだとか70年代のHOW TO SEX本だとか
どこ探したって見当たらないししかも
今夜のお鍋はイタリア鍋なんていう
水炊き生まれ寄せ鍋育ちの私からは出てこないトマトベースで
でもイタリアなんて言いつつも
ニッポンの心も絶妙に入り込んでるし
お皿だってセンス丸出し至るところまでいちいちイカしてて、
譲れないところは随分あるけれど
我が家の細かい物たちとさよならする日がとうとう
やってきたのだと心の底から揺さぶられた夜
そんな素敵な飲み会だのに
カオス酒場
と手帳に書いてある今日の会、なぜだ
上/社長手製カンパーニュ
下/鍋だけじゃないところがぐ、ときます


言葉足らずでお家の素敵さがいまいち伝わっていないと思いますので
詳しくはカフェと雑貨の日々。にて、
近日中にアップされる模様ですのでそちらもぜひ

そして夜は甦る

飲みに出かける前に
は、と気づいて誕生日プレゼント選びに出かけたのですが
考えてみれば久しぶりのこの感覚に
プレゼント&土産のチョイスセンスのない私も
調子に乗ってきて
今夜のわたしはナイスチョイスができる女
という空気をまとい
なるだけ避けてきた身につける物それは
手袋にまで手を出す始末で
そのあとスキップで向かった博多水炊き屋にて
どや顔で包み紙差し出せば
ありがとうおっさんみたいな手袋を
と言われがびん先ほどまでの自信は
二度とやって来ないだろうところまで落ちるけれど
夢屋10周年おめでとう
ともらったお祝いがかわいすぎて
やはりプレゼントはもらうに限る、なと
蛸好き妙齢女子にはたまらん猫に蛸!
(奥は私物の奈良の大仏鈴)

悪い癖

勘違いが幸せだったと
あの時どうして気づけましょう
の想いで約束を取りつけたミハルちゃんと
ミハルちゃんの長女(2才)を連れ今夜は
ミハルちゃんの旦那が働く居酒屋へ
と書くとミハルちゃんの家族にどっぷり
お世話になっているように見える私ですが
実際そうなので今夜もどっぷり心も体も預けるのだけど
どんなにがんばっても
長女が私に微笑みかけてくれることは本日
一度たりともなく
それは数ヶ月前に夢屋へとカットしにやって来た時
まだ毛髪のはえ揃わない長女が偶然にも
ツーブロックのような落ち武者のようなヘアースタイルをしていて
神の創造である奇跡のようなこのスタイルに手を加えるなんて罪作り
私にはできないわ
と笑ったからではなくただの極度の人見知りと聞いて
安心して抱きつけば大泣きされたって、平気


ミハルちゃんの旦那が働くちゃぶ
日本酒と肴のおいしいお店です
お近くの方はぜひ
大阪市北区天神橋4-12-11-103
06-6357-9090
ちなみに辛口すっきりの東洋美人が私のおすすめ日本酒です