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夢子のレインボーイタリア日記8

早まってきました月いち更新!
あの日が甦る今までのレインボーイタリア日記は
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8日目/ローマ7・目は恐いけれど
<2009 10/14~10/28>
今日でローマにアッリヴェデルチ(去る)ということで
来てから知り合ったイタリア人が
プランゾでもどう
つって昼食をご一緒したのですが
1度乗ったせいか2度目の乗車を全く
躊躇しなかった自分に慣れの恐さを感じつつ
食べるトマト&卵のサンドウィッチは小さな湖の近くで
帰国後あの湖がどこだったのか調べたけれど
ローマ市内だったナという雑なこと意外は
わからずじまいなのも
旅の醍醐味ということでいかがでしょう


イタリアに着いてからというもの
どうやら私でさえ若く見られるようで最高で
君20歳だろ
と言われたのでオーバーサーティだ
と正直に伝えているのに、いや絶対20歳だ
としつこく言われたので
もうそれなら20歳でええけど
と吐き捨てる口元はどこから見ても笑っていた




10月21日/フィレンツェ1
フィレンツェまでは
世界一美しい超特急列車
と言われているユーロスターで移動
最高時速300kmと聞き楽しみに体感した
その時のメモには、やはり早い字が書けない
とだけしかなかったのはとにかく
眠くて眠くって3時間ぐっすりしたからで
起きてびっくりもうフィレンツェなんちゃら駅で
降りねばと思うけれど次もどうやらフィレンツェなんちゃら駅
あまりの慌てようだったのか
隣に座っていたハンサムが
多分君の降りたい駅はここじゃないよ
と落ち着かせてくれ目的地の終点だった
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅で無事
降りることができました


2人の思い出はまだコップ一杯にも満たず
駅からドゥオモ周辺まで10分ほどで
フィレンツェはどうやら小さな街のよう
ローマのホテルに続いて
フィレンツェでのホテルも同じく
ひとつのビルに数軒のホテルが入っていたけれど
同じ手は喰わないぜ
と得意顔でチェックインすれば
なんともかわいらしく広い部屋さらに
親切な受付の女性に安堵し
少し休憩していると小雨がぱらついてきて




時差の仕組み
雨のせいもあってどんより暗いフィレンツェを
屋根のない博物館とはまだ感じれぬまま行った
パラティーナ美術館にて入口がどこなのかわからず
出口の方から入ってしまったようだけれど
展示を全て鑑賞、鑑賞したはずなのに
お目当ての亀の上の君に会うことはできなくて
閉館時間がやって来ふらふらとショッピングへ
ローマのような古着屋や楽しいお店は少ないけれど
emilio cavalliniという
高級タイツ&高級全身タイツのブランドショップでは
テンションが一気に駆け上がり
これを着こなせるのはシモーヌ深雪さんしかいないのでは
と思うポンテヴェッキオの上


エスプレッソはふた口で
雨はやんだけれども寒く
昼間あんなにも休んだといえど旅も中盤
少しの疲れを持っていたので
早めの夕飯を取り帰ろうと
秋のフィレンツェといえばポルチーニ茸
とスキップでシニョリーア広場付近のトラットリアへ
しみ込むビールは夜に癒されもう一杯
ポルチーニ茸、なんて
気軽に呼んでみたけれど食べるのは初めてで
しいたけよりおいしい
といまいちよくわからなかったけれどそのパスタ
とてつもなくおいしく
イタリアに来てから
はずれもたんまにあったけれど
日々、更新されていくおいしい物ランキングが
今日も入れ替わり疲れなどなかったかのような
気持ちになる食いしん坊な私の現金なことよ
この勢い消すものか
とはしごしようと思うけれど初歩的にもほどがある
店が見つからなかったので
今夜は大人しく帰ることにして



それにしてもやっぱり寂しいひとりの食卓
そしていきなりメインは頼まずに
必ずひと皿目を注文している私って真面目なのか
なぜか急に筋肉痛に教われた
フィレンツェ日記はレインボー日記9へ続く

夢子のレインボーイタリア日記7

6日目の日記をもう
いつ書いたか思い出せませんが
年内に書き終えることを目標に
今までのレインボーイタリア日記は
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7日目/ローマ6・ロマンチシズム
<2009・10/14~10/28>
ようやくコートいらずの暖かさになった今日は
生ハム、ルッコラ、カマンベールチーズをクロワッサンで挟み
軽く焼いた朝食という名のカロリーの化けもんを
カップッチーノでいただけば
おいしさのために化けもんに身を売って
こんな体になってしまったことも気にならず
イタリアって良いところだなぁ
つってたことをああ今思い出しそしてまた
身震いするおいしさにうっとり



初ひざまずかれ
ななんと1つ10ユーロもしたけれど
ようやく手に入れた使い捨てキャメラ
(1ユーロ=146円くらいの頃です)
すられたのは一昨日
昨日1日結局キャメラなしで過ごしているではないか
と私の中の写真の位置の低さよ
と思いつつ海外旅行の何やらの保険手続きのため
テルミニ駅近くの警察署へ
見慣れない制服を着ている男前警察官にうっとりしていたら
40分待たされたことも気にならずに
やはりよくあるのね
用意されていた日本語で書かれた
日本人用盗難届に記入し終えたら
いざボルゲーゼ美術館へ



Museo e Galleria Borghese
電車移動もなんのその
着いたボルゲーゼ美術館では
何かの撮影がされているけれど
今日のこのよきイタリア旅行を迎えるまでに
2年弱という月日をイタリア語レッスンに費やしてきたけれど
皆目わからないイタリア語山の如しで
館内にて特別展なのか常設展なのかわからぬまま
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオの
恐ろしい絵たちに震えあがり
そして噂に聞き物凄く楽しみにしていた
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの彫刻、
プロセルピーナの略奪は
相変わらず意味はわからないけれど
肉感的すぎて石とは思えないセクシーっぷりで
私もあんな風に捕らえられたい、布切れ一枚のオトコに
と自分で自分を抱きしめる
三十路女のひとり旅はまだ折り返し地点



女はスレスレで勝負する
夕方着いたカヴール/Cavour駅近くの
パルプ/Pulpとレ・ガリネッレ/Le Gallinelleでお買物
(住所/ Via del Boschetto 140 & 76)
古着屋のパルプで見かけた宝石&かたつむりの
柄シャツにニッポンを感じたけれど
ベルトとサングラスだけを購入し
ヴィンテージ生地でオリジナルを作り上げる
レ・ガリネッレでは同生地4デザイン違いのチュニックを
どれにしようかと悩んだ末選び抜いたけれど帰国後
誰がみてもイタリアで買ったとは思われなかった理由は
青白赤のトリコロールだったに違いない


ああいう人がよかった
1階が0階で
2階を1階と呼ぶイタリアさんよ…
どうりでエレベーターで階下へ行く時に
絶対に1階分は階段で降りてたもんね
とそろそろ気づき始めイタリアにも慣れた頃
先日のヴァチカンで食べたピッツァの
あまりの硬さにおいしさよりも
慣れないナイフ&フォークと共に
格闘した記憶しかなかったので再び
とピッツァはマルゲリータを夕飯にすれば
3、4人前はあろう大きさにポテトフライも付いてきて
大きなピッツァでも生地が軽いからぺろりだぜ
なんて言っていたのは誰だったかしら
と思いつつ今夜も再び負けを認めるしかなくって



すべての道はどこぞやへ
何やらお友達からやってきた
メールに書かれてあったことそれは、
ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け
宇宙への扉を開いてから400年経った節目の年として
国際連合・ユネスコ・国際天文学連合によって
今年は「世界天文年」と定められ
日本では今日(2009/10/21)から4日間ほど
1時間に30~40個くらいの
オリオン座流星群がよく見えるだそう
3000年前にハレー彗星から放出されたチリが今見えるなんて
凄いね、と
日本とイタリアが同じくなのかはわからなかったけど
今夜はお星さまにお願い事をして眠りました
それはもちろん
デジカメが返ってきますようにと


私の願いはお星さまに届いたかしら
明日で最後のローマ
I love ROMAティーシャーツを買う決心がまだつきません
お次のフィレンツェ日記もお楽しみに

エデン

帰りに寄ったスーパーにて
なんとも心地よい言葉の波がやってくるなぁ
と思えばそれはイタリア語で
食材を指しなんだかんだと言ってるご様子
そうなんだブロッコロって言うんだ
複数形だとブロッコリだから日本語と一緒だね
と思わぬ場所でまたひとつ
覚えたイタリア語ではありますが
全くやる気があがりません


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夢子のレインボーイタリア日記6

5月に再び海外旅行に行くやも知れません
それまでにこの日記終わらせねば
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6日目/日帰りポンペイ・ヘッポコヘッポコピー
<2009・10/14~10/28>

メイクしている時に突然やってきたホームシック
エンジョイしてるつもりでもまたやってくるのか
と思っている時に閃きました
そうだわたし、旅行前になんか保険に入った
キャメラどうにかなるかも
と急いでトランクを引っ掻き回し
手引きを見つけ出しすぐさまコール
久しぶりに聞く流暢な日本語を
少しでも長く聞いていたい
と思い同じことを聞き返したりするけれど
事務的なやりとりはすぐに終わりを告げ、かみしめ



ベロ抜ける
ナポリまで2時間ということで
ユーロスターではなく
時間はかかるけれどちょとお安い
インターシティに乗り込む初の中距離電車は
3人掛け向かい合わせの半個室で
私以外が全員メンズという境遇に
様々なイタリア人男性の魅力について考えていたらもう到着
旅先で必ず行くマクドナルドはマクドへと行き
Il Macという肉肉しいバーガーのセットを食べ食べブォーノ
なんつってたけど今思えばマルゲリータの故郷であるナポリ、
ピッツァを食べるべきだったと思います


Torre del Greco
電車でも皆イヤフォンつけて
ミュージックをエンジョイしていますが
8割方、いや曲名がわかるくらいの音漏れや
携帯電話で会話してるけど
禁止されてなければ気にならないものね
と思いつつナポリからポンペイ行きの在来線へと
なんとか教えてもらい乗った赤&青がおもちゃみたいな電車の
かわいさに落ち着きすぎたのかなー私
ポンペイは愚かナポリから4、5駅までしか行かない
電車と知らず全部のドアが閉まったことにも気づかずに
ホンゲーとしていたけれどなぜだか急にピンと来ました
あれ、わたし、ひとり、閉じ込められてる?



MIGLIORE D’ORO
ひとり電車に取り残され
慌てて運転席に行けど車掌もおらず
知らない電車は空さえ飛ぶのではないか
などとあわわ不安になり窓の外に助けを求めれば
運転席をモーレツに見ている人がいたけれど
電車以外に興味なしと言わんばかりに私には目もくれず
どこにでも電車好きはいるのね
なんて悠長なこと言ってられず誰か、
と目を走らせると
帽子を斜めにかぶりガムをくちゃらしてる
小太りの14、5の少年と目が合い
声の届かない車内、悲壮感を顔面でアッピール
この見つめ合った時間の流れのなんともゆっくりだったこと
少年が駅員を呼んでくれお礼を言い
次来る電車はポンペイ行きさ
と教えてくれたのは駅員だったのに


Torre ann
私を電車から出してくれたのは駅員さん
次の電車はポンペイ行きだと教えてくれたのも同じ人
それなのに乗った電車がポンペイのひと駅手前で
違う方向に進んで行くのは、なぜ
私は誰を信じればいいの
と思ったけれど念のため降りた次の駅の駅員に聞けば
よくこの質問をされるのか
物凄くわかりやすい図&時刻を書いてくれひと駅戻るけれど
この駅も観光地らしくホームが4つあり
不安で隣にいた地元の人らしき人に聞き
今度こそポンペイに辿り着けそうな予感



親善大使
さっきの地元の人らしき人がひと駅といえども
連れてってあげる
と親切にしてくれ色々話してくるけれど
そこまでイタリア語わからないんです
と拾えるところだけ拾ったら
今仕事がないことと
私が中国からやってきたと思ってることくらいしかわからなくて
とりあえず中国というキーワードが出てきたら
ジャッポーネと反応してみたらあら不思議
会話って成り立つものですね



黄金体験
必ず来たかったポンペイ
それはなぜかと問われたらjojoでおなじみ
犬の床絵を始め遺跡を楽しみにやってきたのですが
昨日の雨とうって変わってとってもいいお天気で
広がる緑と積み上げられた石を見ているだけでも
気持ちよくってムフーと伸びをすれば
使い捨てキャメラを買い忘れていたことに気づき
私にとっての写真の位置をもう少し上位にしたいナ
と思うけれどまた来たらいいじゃない
と言う心の住人たちはそれでうまくやってるみたい




円形競技場ギャグ
犬の床絵に気を取られすぎていて
知らなかった石膏像のことを帰国後、
母から教えられ2度驚くこととなったのですが
今旅で一番楽しかったここポンペイ
ゴミ、タバコそのまんまのここポンペイ
ひらがなで書いたらここぽんぺい
正直見所というものはないけれど
一人で来ている人は私かおじいちゃんかだけでしたが
知らない間に3時間もブラついていて
隅々までエンジョイし
午前中早い時間に出かけたのに到着までの電車ミスで
帰りが夕方になってしまったけれど
そのおかげで夕暮れに染まる山や街並がキレイ

壁画風セクシーコースターを土産に買ったけれど
全くポンペイとは関係ありませんでした



インド人のヒーロー
ナポリで1時間以上電車が遅れ
乗ったら私の座席だけ背もたれが外れるという
アクシデントが起こったけれど無事ローマへと戻り
来てから知りあったイタリア人が
案内してくれるというので待ち合わせ場所に行けば
ななんと車でやってきて
ああこうやってヒトは殺されるのかな
と不安になったけれど少しのアクシデントで無事
帰ることができました
コロッセオのライトアップは昼間見るより絶対いい
詳しくはご来店の際に



困った時はきょろきょろすれば
誰かが助けてくれる、はずだけど
今日は親切の見返りにお金を要求されました
皆さんも気をつけて

夢子のレインボーイタリア日記3


あれから3ヶ月が経ちましたが
まだ3日目のイタリア日記(今日はヴァチカン日記!)
今後もちまちまではありますがアップしていきますので
ご興味のある方はぜひご覧になってくださいませ
今までの日記はサイドバー/カテゴリー/
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3日目/ローマ2
<2009・10/14~10/28>
甘いパンとオレンジジュースの朝食に
昨日は頼めなかったカップッチーノをつけてもらい
満足している私と相席になった
ロックスターのようなおじさんは
ティ?カッフェ?の問いに濃いエスプレッソ
ときっぱり答えているのを見
まだまだ成長できるのねと笑って挨拶



別人のよう
特別な目的はなくイタリアを貪るように
ぶらついた午前中
日本と同じくらいの気温と聞いていたけれど
なぜだかヒートテック&念のためのコートが
手放せないけれど清々しい今日も観光観光ヴァチカン美術館
行く前に小さめのピッツァを小さめのビールで
遅めの昼食にいただきムフー、と
ひとりおいしさを噛み締め行けば
わんさかの人だかりで今日は入れないかしら
と心配になるけれど全く並ぶことなく
一歩踏み出せばすぐに広がる中庭
天気のよさを松ぼっくりとお空に感謝し
楽しみにしていたラオコオン像の形相と
美しいボディに私が蛇だとしたら
という想像をできる限り膨らませては
システィーナ礼拝堂、螺旋階段など見進み
床、壁、天井と隙間ない絵画
どこまでも気を抜かない装飾と彫刻らを全身を使って鑑賞、多分
全て回れなかったけれど
興奮と重い疲れを背負いサン・ピエトロ広場でひと休み




美男美女
旅の間メモのような日記のようなものを
つけていたのでそれを読み返しながら
これを書いているのですが
サン・ピエトロ広場でのメモが
ハトがいっぱい平和だな
でどこに居てもなあんにも考えていない自分と
だけどそれでもあの情景が思い出せている自分に
なんだか恥ずかしさを覚えてはその後サン・ピエトロ大聖堂へ
日本語音声ガイドがあるところでは
できるだけ使っていたのですが
まぁ根本となる宗教がわかっていないので
ガイドを聞いてもよくわからない上
ここの音声ガイドは結構な噛み具合で
イタリアの寛大さを改めて好ましく思い
皆さんへイタリア旅行の前には少しでも
宗教をお知りになるこをおすすめいたします
ミケランジェロがデザインしたコスチュームだそうです


やっぱり別人のよう
メトロの入口近くに露店が何軒か並んでいたので寄ると
とてもつもなく流暢な日本語が聞こえてきて
日本人?と反応しキョロつけばななんと
携帯電話で話す外国人紳士と目が合うここはイターリア
あなた日本人ねどこから来たの
と電話を切ったイタリア人紳士が
大阪生まれたこ焼き育ちの私より
上手は標準語を使い話しかけてきて
大阪かぁ僕この前、十三でこれいれてもらって
とまくり上げられた袖から見える手首に「愛」という漢字
それはタトゥーで
帰りにおいしいお好み焼きを十三で食べたヨというので
それってやまもとのねぎ焼きじゃない
そうだ、ねぎ焼きだ
とままさか日本から遠く離れたローマで
外国人とやまもとのねぎ焼きの話をすることになろうとは



酔いの困惑
今夜はローマ名物リガトーニ・アマトリチャーナを
イタリアビールはナストロアズーロでいただき
これを喰わずして死ねるか
と吠えたかは忘れましたが昨夜は
カルボナーラのようでそうではないスパゲッティを食べ
曖昧な記憶はワインのうまさに秘密があるのか
バルサミコ酢のおいしさを
覚えて帰ってきたことだけは確かなのだけれど
夢子のレインボーイタリア日記4もお楽しみに

くりぃむしちゅー

イタリア語レッスンが2年目に突入し
私の勉強量で日本に住んでる限り
ベラベラになる日は来ない
と昨年断言しても不純な動機がなくなりはせず
楽しく続けているのですが昨年末
イタリア人先生と一緒のクラスの男の子と3人で
レッスン後寿司屋へ
白子&数の子は食べられないという先生だけれど
酢飯も好きらしくビールで乾杯
赤だしとともに寿司を注文し
ルー大柴よりはもう少しイタリア語を日本語に交えながら
レッスンの延長のような話をしていると
赤だしをすするばかりでなかなか寿司に手をつけない先生
もしかしてスープ飲み終わるまで
次の皿には手をつけないってことかしら
とQすればもちろん、そうだよ
とのAいただき寿司は魚だしメインかな
なんつってる先生を見
定食なんて食べるときはどうするのかな
と思いつつ軍艦巻きにはガリで醤油つけるのよ
と本当にそんなことする輩がおったら
場面によっては腹が立つと思うけれど
外国人なら大丈夫だろうと教えて、みる

夢子のレインボーイタリア日記2

2日目/ローマ1
<2009・10/14~10/28>
イタリア語のラリルレロといえばやはり
舌を巻いていきたいところですが
レッスンを受け出した当初関東出身の受付嬢から
関西の方は巻舌が上手だから
と言われたけれどわれぇ、おんどりゃぁ
なんてそないに聞いたことないし
私は一度も言うたことがなかったけれどななんと
言われた通り巻舌は難なくでき
できはしてもなんだか恥ずかしくってなかなか
発音することはできなかったけれどイタリアに着いてしまえば
恥ずかしさなど皆無で
もっと舌を巻かせろぉと
夢夢子にひとつもラ行が入っていないことを悔やみ
これからはミドルネームを入れ
夢・ラララ・夢子にしようと思っています



誰がなんと言おうとぽっちゃりです
ローマ初日ということで
ザ・ローマという場所へ
と思いコロッセオへ向かうため乗ったメトロ
不純な動機で始めたイタリア語が実った
とこの時すでに感じたのは
周りを見渡せば濃い顔好きの私にはパラディーゾ
それはパラダイスで
言葉じゃなかったんだ
ここに来たかったんだ
としみじみ会話らしい会話はまだしていないけれど
一人旅を後押ししてくれたことにもう満足して
コロッセオも外観だけで私にはじゅうぶんです
とブチャラティvsセッコはこの辺りかな
とどこまでも不純な動機は連なって

私など無論、足元にも及びません
jojo立ちの素晴らしき世界へ
コチラ



再びブチャラティvsセッコはここかしら
とヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念碑の前や
ヴェネツィア広場の真ん中に立ってみるけれど
本当にここなのか
という都会具合に、
そりゃローマは都会なのですが
少々驚いては初ムゼーオ、カピトリーノ美術館へ
今旅のお楽しみアートは彫刻で
この迷路のような美術館で見た
今から戦いそうなのに裸
という作品にすぐ狙われちゃうヨ
と疑問持ちつつチルコ・マッシモで水すすっては
眼下に広がる緑に午前の朝陽が眩しすぎて


今日、今まで撮った写真が
全て逆光であると気づいたトレヴィの泉で
撮ってもらった写真も逆光だったけれど
なんとかコイン放り投げ自分も写真に収まれ
あんなにも注意を促されていたスリの心配も
全く感じることなくデジカメをポッケに入れ
カブール駅付近でパニーニ頬張っては
駅近くやスーペルでお買い物しているとき
どうしても試着というイタリア語が出てこず
服を指差しトラーイと言えばフィッティングに通され
言葉の壁ってもしかして、まぼろし?
と思った私の一人旅は無事、続いていきます



イタリアからの贈り物
その後バルベリーニ広場近くにある
サンタ・マリア・デッラ・コンチェツィオーネ教会は
通称、骸骨寺
すべて人骨で装飾されているのだけれど
恐さや気持ち悪さなど全くなく
美しく並ぶ頭蓋骨やどこかわからない骨ホネにうっとり綺麗
しかし頭蓋骨が思いのほか小さかったので外国人だからかしら
と周りの観光客らと自分をまじまじ見比べては
近くのバルにてティラミスを食べたのですが
忘れもしません初めてティラミスを食べた日のこと
確かあれは私がローティーンだった頃
甘すぎず少しお酒の味がするそれを口にした私は
大人の階段をひとつ上ったと感じたあのときの感覚が再び
甦るかと思いきやななんと
私が今まで食べてきたティラミスとは違いお酒の味がほとんどせず
別のスウィーツと言っても過言ではないけれど
グンバツのおいしさ新感覚
ああ誰か浮き足立つ私を引き戻してちょうだい
なんて本心ではないこと呟いてフォークをぺろり


一人旅最大の難所と思っていた夕飯もおいしくいただき
食後のカップッチーノを持ってきた定員に
ミルクのハートは僕が書いたんだよ
とウィンクされたら私のお目目がハートに
なんとかなるもんだねぇ
と他人事のように思った今日をニヤついた顔で終えて
続きは夢子のレインボーイタリア日記3で

Un occhio della testa!

書きたいことは山あれど
なかなかイタリア日記を書けぬまま
月曜の夜8時といえばイタリア語レッスンへ
旅行中はマックス8割まで帰ったらレッスンやめよ
に傾いていたけれどなんとか持ち直し
やる気とともに先生への土産
パスタ101といった料理本と行けばままさか
スペイン語で、スペイン料理の本だったなんて
気づきもしなかった私は逆に問いたい
まだ、レッスンに通ってもいいんですか