月別アーカイブ: 2006年4月

白いニット帽にまつわる思い出

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青い春真只中のあれはハイティーン
いいえ、15歳の時両親に
夢子よ行ってはならぬ決して行ってはならぬぞ
と言われていたアメリカ村それはアメ村が
どれだけ物騒なところなのかしら
と思いつつも行き始め
行き始めれば広がりゆく世界に魅せられ
こっそりとしかし毎週のように
沖縄女らと行くことになったのですが
当時のアメ村は古着屋が今より断然多くて
学校の制服で行くことなど許されない、
お洒落していかなあかんという雰囲気で
(これは私の勝手な思い込みかもしれませんが)
別マ別フレを愛読するかたわらで
cutieも愛読するようになっていた私は
今思えば気ぃ狂てたとしか思えないファッションに
当時は恥ずかしさの欠片もなく身を包み
さらにいまは絶対にしないできない三角公園でほげー
としたりしていたのですがその頃一軒の古着屋に足しげく通い
通っていたのにはポポポポな理由もあるのですがそれはまた
別の機会に書くとしてその古着屋にて働いていた女性と
私がその店に行かなくなってからも
彼女が古着屋を辞めてからも数年に一度
偶然町で出くわしたりしてなんだかご縁があり多分
前回偶然町で会ったのは夢屋を出す前だったと思うので
かれこれ5、6年以上前になると思うのですが先日
久しぶりにして初めて夢屋にご来店してくださったのですがここでも
素晴らしきご縁が重なりそれは
それは夢屋に以前からいらしゃるお客さんとその女性が
同じ職場で働いておりそのお客さんが偶然
夢屋をすすめてくれたのがきっかけで一度
下見がてら東心斎橋へ彼女が来られた時に
これまた偶然に道端をあへあへしながら歩いていた私と出くわし
あー、となっておー、と驚いたのでした
懐かしい話に身を投じながら古着が繋ぐご縁を喜んで

TVジャンキー

今夜は帰さないよ
と言われうんざり顔になろうがなろまいが春は来る
とっとと帰れ
と言われうるうる涙をためようがためよまいが
ニューヘアーにはしたい
そんな皆さんの参考になれば幸いです
ザ・ヘアースタイル
男の番外地4/女のショートヘアー8をアップいたしました
久しぶりの男のヘアーのアップですが
もみあげ特集第三弾と
ヘアースタイルとは一切関係ありませんがナイスもみあげと
ヘアーチェンジしたくなるこの季節にぴったりの
女のショートヘアーをアップいたしましたので
ぜひご覧くださいませ

プロフェッショナル VS アマチュア

春風に運ばれてきた招待状を頼りに
御堂筋、四ツ橋筋を越え行くは夢屋に
パーマ液やらカラー剤などを卸しているディーラー
その会社の移転パーティーが今日
催されており東洋一のファニーガールである
マッキーことマキオとともに終わり間近に行き行けば
わー新しい建物の臭いがする
なんつってシャンパンとビールを一杯づつ飲んでは
美容学校の同級生はいないかしら
と辺りを見回すけれど知った顏はひとつもなく
手みやげだけもらってすぐに
よく行く居酒屋へ場所を変え飲んでいると
色んな海に港を持つ女から電話がありハッ
そういえばパーティーに女のことも誘っていたけれど
仕事で行けないからハンサムなヘアードレッサーを
ハントしてニ軒目で待っておれと言われていたことを思い出し
美容師と長らく話したことのない私が
美容師にどう接していいかいまだわからない私が、
もしも美容師とつきあい結婚でもすることになった日にゃ
旦那が出すサロンを美容師である私は
人件費削減とか言って当然のごとく手伝わされることになり
白衣なんか着させられたりしてスタッフにはママさんとか呼ばれたりして
そういう場合はだいたい旦那の母親も美容師やったりして
ついでにお義姉さんも美容師やったりして
なんか色んなことの板挟みに合って
その上旦那は若いスタッフとデキたりしてあぁもう
想像するだけでおとろし
そう恐ろしいのだから
美容師と知り合うことすら避けてきたというのにそれを
それを自らすすんでハントなどできるはずはありゃしません
という思いを込めてマキオと二人でへらへら飲んでますねん
と女に言えば今日が終わるまで二人きりでへーらへら

花咲くブリッジ

結局、神戸で開催されていた
宇野亜喜良+コラボレーション展に行くことができず
それならばアレだけでも
と仕事を終え神戸元町はちんき堂へと
池玲子さんのスピードポスターを求め行けば
全て売れており見ることすらできずこの時ばかりは
真剣に兵庫県への移住を考えたけれど
ちんき堂店主である戸川さんの
やられた!猟盤日記(第4巻)/戸川昌士に
サインをしていただけば自然と万歳することになりそのほかに
秘密結社の手帖、毒薬の手帖/澁澤龍彦と
ダイアン・ニューマンのグラビア
平凡パンチからの切抜を、
切抜の購入を好まないのですが
ファイリングするという知恵をいただきまた
この写真が掲載されている平凡パンチとの
いつの日かの出会いを楽しみに購入そして
名前を忘れてしまったけれど
表紙の絵が好きな感じのエロ漫画を買おうか買おまいか
悩んでいると戸川さんにそれおもしろくないヨ
と言われ少し中を見せてもらうとむっちむちすぎて
やはり購入しなかったけれど
足で探す楽しみを改めて嬉しく思い万々歳
そのあと初めて訪れるHANGESHAへ
ここで先日に続いての相性抜群
フォアレディースではないけれど宇野亜喜良さんが
表紙を描いている最高に恰好いい函入りの本、
安易な感想しか出ない自分を恨めしく思いながらも
この本の存在すら知らなかった自分をさらに恨めしく思い即購入
その本とは十一月の珊瑚礁/ロビン・モーム/田中睦夫・訳で
帰宅するまでその本が入った袋を持っているだけでは飽き足らず
何度も袋から出してはアハン
ため息をもれにもらすことになったのですがほかに
生と性/吉行淳之介
もっと声を!/戸川昌子
雪の記憶/富島健夫/こちらのカバーイラストも宇野亜喜良さん
も購入すれば時間迫り遅ればせながら開催された
おかまの日(4月4日)ドラッグクイーンのイベントは
バックビートへと移動しイリュージョンを堪能
めくるめくイリュージョンはライブハウスを出たあとだって
マグナムでドライに続き私をどこまでも楽しませそして癒す
抱えるようにしてアハンウフンと持ち帰った本たちを帰宅後
ゆっくりと一冊づつ眺めたり軽くページをめくったりしていたら
べろん、と猟盤日記のカバーが外れ
カバーを取ってもあら素敵
カバーをはずしても素敵な本てとっても久しぶりね
と思いながら本たちを枕元につみ幸せに、落ちる

最高に恰好よすぎて、思わずポーズ

宝石泥棒

長らく
新書館フォアレディースシリーズと
巡り会わなかったというのに最近はなんだか
相性抜群でしかも
宇野亜喜良さんが装幀挿画のものを、
イラストレーションがアキラックス以外のものは
特別な思いを持ってまでは探していないけれど
空にいちばん近い悲しみ/安井かずみ
恋する魔女-ロマンティックで残酷な物語-/立原えりか
ビリチスの愛の歌-恋の島レスボス-/栗田勇
の三冊と巡り愛
写真は猫が入りこみそうな指輪は
夢屋同ビル3階のMondoさんにて一目惚れ
フォアレディースは緑の本を乙女は恥じらうの方へ
読んだあとにアップいたします
春、それは出会いの季節

そのほかに最近買った本です
盗作 (下)
人間そっくり
実録戦後女性犯罪史―日本毒女たちの凶状録

きっと君は泣く

ワインとチーズ持って
万博公園でポカポカしたいわ
というのが最近の憧れであるのですが
生憎のお天気にタイムリミット迫る桜を見物に、
タイムリミットがある女という生き物も儚いわね
なんて思ったか思わないかは忘れてしまったけれど
日本三大とうたわれる兵庫県は夙川へ
のらりとしていたら日暮れ間近に着くことになったのですが
盛大に花見を楽しむ人たちを横目に
缶コーヒーひとつ持って美しい桜を堪能
どっぷりと暮れた苦楽園口駅から大阪の造幣局名物
桜の通り抜けへと移動しようとしたけれど
贅沢しすぎじゃない
今日中に二回も桜を楽しむやなんて贅沢しすぎちゃう
とここはぐっとがまんして
あがった雨を夜空をもの欲しそうに見上げる

ライフルよ乳房を狙え

お久しぶりに
夢屋と同ビル3階のアクセサリーショップ
Mondo(リンク/Mondo)のaiさんと夜の町へくり出す前に
互いのホームページの話となりそういえば夢子よ
お前さんのブログの文字
ありゃ大きすぎやしないかい
と言われWindowsから見せてもらうと物凄くでかい
恥ずかしいくらい大きくて今日まで知らなかった私は
誰も言ってくれなんだ
というショックよりも
夢子のセンスならやりかねない
と思われていたと思うと肩は
肩はどこまでも落ちるけれど
それも乾杯の合図とともに通常まで戻り戻るも
なんでもお見通しなのかしらaiさんてば、すごいですね
と私のクエスチョンへ的確にアンサーするaiさんに今度は腰を抜かし
あんなセンスの私に誉め讃えられても
嬉しいことなどひとつもないでしょうが
凄い凄いと興奮興奮また興奮
抜けた腰は戻らぬまま真夜中
ニ軒目となるバーへと連れて行ってもらったのですが
これが例えようがないほどのとっても素敵なバーで
めでたいときにしか飲まぬと決めているラムを
ナニもめでたいことなどないけれど
ホラあたしってぇ、おめでたい女だしぃ
と心の中でお喋りをしひと口飲んではうっとり
たまには明けない朝があってもいいんじゃない

DEEP

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悩める小羊と化した
色んな海に港を持つ女と昨夜
先週と同じ店でアハハだとかウフフだとか言って
いつも通り飲んでいたのだけれど
いつもと違うことがひとつ
それは人を泊めることをとてつもなく嫌う私が
誰が終電を乗りすごそうと素知らぬ顔で
ひとりきり家路に着く私が、
睫毛の長いハンサムなら首根っこ掴んででも泊めるけれど
そんな私が私から事前に
今夜わたしをベッドで一人にしないで
とつまり泊まっていかないかいと誘っていたので
時間など気にせず夜を楽しめば
終わりないお喋りも壊れる寸前に蛍の光それは
閉店の合図に終わらされ帰宅後
続くお喋りの途中知らぬ間に眠ってしまったけれど
目覚めた時ぽつり、と
人を家に泊めるって悪くないナと言うと
色んな海に港を持つ女がありがとうと言った
悩む、悩んでいても私たちは笑っている