月別アーカイブ: 2006年6月

踊りたくなってきた

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楽しいという上澄だけをすすり
流され流されてはいたけれど
ここまで流されるかと驚き
どこまでも流されるのねとはしゃぎ
勢いのない濁流に飲まれ
足のつく深さで溺れるとは
ナニを通り越して最高

夢の熟女、大阪へ帰る

  
美しい香りに鼻をくすぐられ朝
目覚めると
ベッドは薔薇の花びらで覆いつくされていて
抱きしめるように起こしてくれるのは昨日
私が助けた緑色のカエル
そのカエルが実は王子様だったのです
ということなど一つもなく目覚めたら
ひとつ、歳をとっていただけでそう本日
誕生日を迎え歳をとったせいか早起きをして今回の旅
一番の楽しみである草間彌生さんの「南瓜」のオブジェへ
かすかにホテルの部屋から見えていた南瓜に近づくにつれ
大きさだけではなくその存在感に圧倒され恐る恐る
近づいたり離れたり隠れてみたり触れたり
ナニをアレしても決して満足せず離れたくはなかったけれど
昼頃には大阪へと戻らなければならなかったので
名残り惜しみながら南瓜を島を離れ帰阪し夜
目の前の真っ暗な海に浮かぶきらきらとしたぴかりは
あの海から流れてきたのかそれとも
私の喜びが映っているのかそれは
よくわからないから嬉しくなって

夢の少女、直島へ行く

  
沖縄女、色んな海に港を持つ女と明方まで散々
飲み散らかし仮眠をとって
しゃがれ声で飛び乗る新幹線にて
遅い朝食か早い昼食は
旅の醍醐味である駅弁にむしゃぶりつきぐんぐんと西へ
降りた岡山駅から在来線そしてフェリーと乗り継ぎ
目的地の小さな島、小雨降る直島に到着
岡山県とばかり思っていたこの島はどうやら香川県で
それならば
と常に満腹なことも旅の醍醐味だね
なんつっておいしいうどん屋があることは同伴者がリサーチ済み
そう直島に関しての私の知識といえば
草間彌生さんの「南瓜」のオブジェただひとつで
岡山辺りから船に乗ったら辿り着けるらしいとか
魚がおいしそうとか考えてはいつも垂らしているよだれを
更に垂らしたりはしていましたが
余は南瓜が見たいのじゃ
と言ったか言わずか2日前に決まったこの旅
同伴者に全てを任せに任せのっかって
うどん屋を目指せば偶然に007記念館を発見
そこは007の小説、赤い刺青の男に直島が実名で登場し
映画化実現へのムーブメントに建てられた記念館だそうですが
隣にある喫茶店のランチののぼりの方が
記念館の看板よりも目立っているということからも察せられるように
胡散臭さは否めませんでしたが
胡散臭大好きな私らは吸い寄せられるように中へ入ると
小説の紹介をするTV紙芝居(!)の映像が流れ
(放映時間30分/所々直島の美しい風景写真がコラージュされていました)
資料も結構な数でボランティアで運営されているとは思えぬ塩梅
維持費の募金箱があったので私も少ないながら応援させていただき
旅のさい先のよさを噛みしめいざ、うどん屋へ
生協と隣接しているというので目印に向かえば
閑散とした生協が現れそこにはそこのうどん屋には
生協停電のため臨時休業のはり紙が
仕方ないけれどそのはり紙は明らかにプリントアウトされたもので
デザインも横尾忠則よろしく日章旗をバックにしており
停電とは急に起こるものと信じていたのでなんとも言えぬ気持ちになるも
少々のアクシデントや発見は旅の醍醐味さ
と安藤忠雄が設計した地中美術館へと移動し
ジェームズ・タレルのオープン・フィールドを
ぺたぺたと裸足で歩き回り建物ごとアートを体感
島に着くまで泊まるか泊まらないかを悩んでいたのですが
居心地のよいアイランドにギャラリーが併設されている
こちらも安藤忠雄が設計したベネッセハウスに宿泊
自然光を多く取り入れた建物、部屋は
全館全室禁煙だったけれどとってもリラックスでき
建築家のあの関西弁からは想像もつかないおしゃれーさに
着慣れないバスローブの着方を右前、左前と悩み抜いては
どうでもよくなったって似合ってる気がするから不思議
昨夜から続きまだ続く優しい時間に明日を
零時を待つことができずベッドに沈み込む
<明日へ続く>

春が終わる

珍しく午前中から行動する休日の予定を
ほぼしっかりと決め
明日が待ち遠しくってしかたなくても
今日だって楽しくすごしたい私はお空を見上げ日暮れ待つ
ネオンがどんなに待ち遠しくっても
今も楽しみたい私は緑の
緑の夜の乙女は恥じらうb、
緑の本を乙女は恥じらう39をアップいたしました
サイケでハレンチなとっておきの5册を紹介しておりますが
木曜日のリカだけが全5巻(?)となっており
この(?)は読む限り続いているのですが
私の知るところ6巻が出ているのかよくわからず
もしご存じの方がおられましたらお教えくださいませね
あやふやで申訳ありませんが、
ぜひご覧くださいませ

二つもくれるからあかんねやん

最近忙しくてつれない沖縄女が突然
電話を寄越し今から展示会に行くから一緒にどない
と誘うけれど予約があったので行けず自転車貸したろか
という私の優しい言葉を信じ夢屋へまんまとやって来てフフフ
それは優しさなんかではひとつもなく
ハイそれはもちろん罠で自転車を返しに来たところを
ふんづかまえて夕飯にご招待
明日は私を招待してくれると即ち
明日も会うのだからと
熱燗の合う食事も早々に切り上げ帰り道
街で流れる流行りの曲を替え歌で歌ってはごきげんさん

本当は楽じゃないぜ

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今年に入ってからあんなにも好きだった漫画を
毎日何冊と読んでいた漫画を随分
読まなくなっていて
購入する量も昨年に比べると激減しており
そのほかの本の類や雑誌は昨年と変わらず、いいえ
漫画を買う量が減ったせいか
そちらは増えているやもしれませんが
兎に角私の目が映し出すのは活字ばかり
悪いことなどもちろんひとつもないのですよ
漫画を読まない両親を見ておれば
いつか私にもそんな日が訪れるかもしれないわ
なんて思っていましたから
けど、まだ、ちょっと早くない
大人の階段なんてまだのぼりたくない、読んでいたいのよ
と思うけれど無理して読むものではありませんし
全く読まないわけでもないのでただただ流れに身を任せ
現実の方がロマンティックだもん
と思ったりもしかしたらもしかすると今欲しい漫画が
パタリロ、ゴルゴ13と巻数の多いものだから
その前の静けさかもしれないわ
とも思ったりして今夜は
初めて見る友人のライブのあまりの楽しさに
やっぱり、ほら、現実の方がエキセントリック

口の中の青さ

島らっきょうを一人ひと皿食せば翌日
恐ろしい匂いを発することは
もう何度となく経験しているというのに
泡盛ってやつはあたいを陥れようとすんだよね
とお客さんへの言い訳にならない言い訳を持ち持つ出勤途中
白いスカートがモンローのように
風にめくられた婦人を後ろから目撃しワ-オがもれる
それなのにあたいったら
ニ度目のワ-オは声にならない

ナイトスクープ

先日から通い出した歯医者がかなりスパルタで
ええ歳した私も子どものごとく
行きたくなぁい
と誰にだだをこねるでもなくだだをこねても
ええ歳しているので通っているのですが
行きたくないところには行かねばならぬのに
行きたいところには行けなかったサロン
それはヘアーカットへと行き
夏を恐れずうなじ丸出しすっきりボブヘアーにしていただけば
あまりの暑さに貼りついたシャツも気にならずハントしたボーイと
いっせいのーでで沖縄料理
と夕飯の場所決まり島らっきょうで乾杯すれば
明朝の惨劇など思いつかなくて