月別アーカイブ: 2006年12月

目指せ!浪花の発明王

先日のタバコが気になって気になって
気になりすぎて真夜中
夢屋に戻ってみた事件からさらに
心配性が増しているように思うのですが
心配性に輪をかけているのは記憶力の悪さではないのかしら
と本日気がつき気がついた途端
心の住人たちはふたつのグループに分かれ
小競り合いを始めるので
最悪の相性だけど
仲良くやっていこうぜ
となだめる私が先陣をきる羽目に

プレイキャッツ

   
先日ちんき堂
背徳の部屋/白鳥千春・訳/なすび文庫
という函入りの本を見かけその本のイラストは
MIEKO TANABEさんのイラストに一目惚れし購入したのですが
再び先日、夢屋にて
1967年頃から発行された男の雑誌 ナウを
はらはらと見ていると
同じイラストレーターのイラストを発見し
驚きという名の興奮を覚え
もしかしてほかにも持っている雑誌の中で
見落としているのではという思いよぎり
石井ミミ以来の喜びを隠せずに
猛スピードで本棚の前に、立つ


左/男の雑誌 ナウ
右/ナウで見つけたMIEKO TANABEさんのイラスト

背徳の部屋は緑の夜の乙女は恥じらうbにて紹介します

恋とはどういうものかしら

久しぶりに会った男がカフェーで突然、泣き出した
どうしたの?とたずねると
君と会えなかった時間を思い出したら
悲しくてやりきれなくてさ
そう言って一瞬泣きやんだかと思うとまた
涙をこぼしながら
ああ、でも会えてよかった
あのまま会えなかったら僕は涙で溺れ死ぬところだったよ
と言い終えると鼻歌なんか歌って
ちっとも甘くないプリンをスプーンですくって
わたしの口へと運んでくれる
そのあと男は甘い甘いとプリンを食べていたけれど
じっと見つめるわたしに気づいて
僕の味覚がおかしくなったと思ってるんだろう
ここのプリンが甘くないことは僕だってわかっているよ
だけど君と食べるプリンはとっても甘くておいしいんだ
それはまるで君みたいに
と自分の言った言葉に納得した様子で
定員を呼び止めてもうひとつプリンを注文した
そんな時わたしは決まって
思ってもいないことを口にしたりしてしまうんだ

あいたお口がふさがらない

年末にDMを送るため
プリンターを買い替えパソコンを買い替えたのですが
少々遅かったようでてんてこ舞って
ぎらぎらしてる夢屋やけど手書きなんや
と思っていただくべく宛名だけは毎度
手書きにしていたのですが今回は舞いに舞って
印刷するはめになり残念でならず
湖の底のような瞳で印刷された住所を見つめていると
マンション名ってやっぱり持ち主が決めてんのかしら
とフラワー蘭、ロイヤルハイツたそがれ
などおもしろいマンション名がありにあり中でも
コートダジュール
だけは大阪府に位置するマンションだと誰が思いましょうか

SCORPIO

本やポストカードでしかまだ
見たことのなかったそのイラストを
話の特集の表紙で拝める日がままさか
今日だったとは夢にも思わず
幸せってやつは突然やってくるもね
一体、だれが、どうやって、どのタイミングで
ゴーサインを出しているのかしら
と思ったけれど答えは簡単
この度はお客さんのご好意以外の何者でもなく
カットの折に持参してくだすったのですが
お前、この人のこと好きだったよな
の言葉にふんふんと首を縦に振るだけでしたが
声にならずともハイ
という意思ははっきり伝わる形相で返事をすれば
くだすったのです、本やポストカードでしかまだ見たことのなかった
宇野亜喜良さんのイラストが表紙を飾る話の特集を
本当にいいのですか本当にいいんですか
と何度も繰り返し聞き聞いたのは
私がこんなにも欲しい本をあなた様はいらぬというのですか
私がこんなにも欲しいのだから
あなた様だって本当は手放したくないのではないですか
と思ったからですがしかし
ひっこめられたら困るので本はすでにもう私の手で
二度と放すもんか
と力強く掴まれていましたけれど
そんな私のいやらしい心とは裏腹に
さらりとくださったお客さんにとてつもなく感謝感激雨霰
1970年5月号
特集=話の特集博覧会

うわさのうさ子

ちょうど一週間前に買った
花柄の傘を差しもって向かうは堀江へ
珍しく地下鉄で出かけたのは私が3年近く前に
住んでいたマンションの隣のマンションに住んでいた
レディが引っ越しをし椅子をくださると言うので
間髪入れずにいただきにあがったのですがこの新居
改装してもよいというつまり
出る時のことを考えなくてよいという所謂
良い物件でぐりぐりと目を走らせると
何やらグレーの物体が動き回っていて
よく見ると兎
久しぶりに見る兎はこんなにも大きかったっけ
とかわいさ以上に驚きが出
コーヒーと洋菓子で長居してしまった帰り道々
タクシーに人生で初めてとなる乗車拒否をされたのですが
引っ越したい模様替えしたい
と人ん家を見て触発されて

男はいつも半旅人である

憧れ焦がれてやまない職業である古本屋ですが
私にはまだまだ手放すことができないそして
襲いかかってくるが如く欲してやまない本たちがぎょうさんあるので
人に売るなどできないですし
価値を知らない本たちは未知数ですから
憧れるばかりですがななんと
月曜の日記でご紹介したアップル師匠がなななんと
近々古本屋を開店されることになったのです
知り合ってからもう10年以上経つでしょうか
アップル師匠改めブック師匠の自宅の本棚は私にとって
いつもぴかぴかと輝く
とっても魅力的な本棚であり
ブック師匠を通じて出会った作家の数知れず中でも、
永遠という言葉はあの人のためだけに、
世界中がワンと言ってもあの人がニャーと言うならば
私は一緒にニャーと叫ぶわ、そうあの人
大好きな宇野亜喜良さんも
ブック師匠の本棚で出会ったのです
その上宇野亜喜良さんとの初めてのご対面という贅沢極まりない
ステージを私に用意してくれのもブック師匠でありました

あの日のステージを思い出してはにやにやしてはまた思い出し
またにやしてを小一時間ほど繰り返してしまいましたが
思い出だけで一生過ごせると確信いたしましたが
私を週一、いや月一でも働かせてくださいませ
と懇願中の古本屋の開店が楽しみでしかたありません

小指の思い出

夢屋をオープンしてからというもの
忘年会らしい忘年会に参加したことがなかったのですが本日
お客さんからお誘いを受け
沖縄女とともに先週にも行ったメキシコ料理店へ
自覚してなかったのですがどうやら私は
メキシコ料理が好きなようで
夢屋付近にもおいしいメキシコ料理店があり
Mondo(リンク/Mondo)のaiさんに初めて
そこへ連れられた時にもひと月の間でしたが
週に一度は訪れており
なにがそこまで私を惹きつけるのかはまだわかりませんが女四人
女であるが故の話を飽くことなく話し本日もまた
あたしゃどこまで行っても日本人なのさ
と焼酎で締めるべく
いつもの居酒屋に場所を変え芋焼酎を頼み頼めば
私のグラスが捕まちゃって
おかわりできないなんて