昨日も一昨日もその前も
考えてみればほとんど毎日
ぎゃんぎゃんに酒を飲んでいるこのひと月
どうりで体にちょっぴり異変が出てきたような
友達が私のクマを見てやったら心配してくれたりで
どうにかせねばならぬ
と思えど時は夏
何が起こってもこの季節はすべて暑さ、そう
夏のせいにしちゃうから、恐い
ナイスな展覧会は増殖する部屋が開かれているのも夏だから
カレーがおいしいのも夏だから
散財しちゃうのも夏だから
あのヒトにいつもよりグっときちゃうのも夏、だから

いつも、いっつもそう
幸せのやつったらふいにやってきて
わたしを喜ばすんだ
高鳴る鼓動が彼に聞こえないよう
体中のあまった肉を胸に寄せ作った
肉のカーテンの裏側で
この一時一瞬を全部忘れちゃいけないんだって
ハートにすべてを刻み込むんだって
必死でもがいてみたけれど
この上ない歓喜に砕けるまで甘い蜜飲んじゃった
わたし眠りながら
気持ち悪いくらいの、笑顔だったでしょ

余裕を持って家を飛び出したというのに
夢屋の鍵を忘れ取りに帰り
汗だくやっと夢屋へ着けば今度は
携帯電話を忘れていることに気づき
モノマネの下手なあの人のことばかりを考えているからかしら
なんつって携帯はまいっかと思ったけれど
今夜は京都へ行かねばならないし
待ち合わせ相手はななんとB会の面子である
キヨリー（リンク／The Fabchicks）と
テキトーな時間に駅辺りで～みたいな約束しかしてなかったので
このままだと私たち一生巡り逢えないワ
と夢屋を終え急いで取りに帰り遅れ気味で西院ウーララは
第２回ヤングポップスさよならオリオンズショウへ
久しぶりのこってり和モノイベントをシェビデビする前に
入った焼鳥屋にてセンチメタル・ボーイ／キララとウララが流れていて
振付けを必死に思い出そうとしてはほとんど思い出せなかったけれど
胸のモールス信号乱れ打つライブを見ればそんなことも忘れ
短い京都の夜を存分に楽しんだらグッバイオリオンズ

東洋一のファニーガールであるマッキーから
ランチに誘われ何食べたいかと問われたので
今現在和食に次いで好っきなインド料理と答えれば
まめなマッキーは行ったことのないインド料理店を探し出してくれて
仕事前にインドカリーとはあんたもやるねぇ
とよくわからないことを言われてはそうそう
今日からあたい禁煙してんだ
と言うと今年１月から禁煙続行中のマッキー先輩は
多いに喜び積もる話はアレの話っきゃ会ってからしてないのだけれど
私をカフェーへ誘おうとする
初日からカフェーはちょと
と手でバツを作る私を横目にぐいぐい禁煙席を選び
ケーキを食べるか食べないか悩んでは時折
タバコのことを口にし以前まで私がつけていた
だっさい禁煙パイプをけなされてはかばい別れた、夜
連日の飲酒に体力の限界を感じ出していたけれど
暗闇にぴかるネオンは時間が止まっているかのように輝き
私を誘うもんだからもうバツも作らずすすんでガールをハントして
夜は夜でメキシコ料理を食べ食べ
アルコールをたんと飲んでもタバコに手を出すことなく
眠ることなくふってわいたお楽しみの朝を迎えてみれば
違うとはわかっていてもなんだか
月に初めて降り立った人が言った台詞みたいなことを
言いたい気持ちでいっぱいで

長らく行っていなかった夜の社交場はライブに
ムショーに行きたくなり難波心斎橋近辺の
ライブハウスのサイトを見るけれど知らないバンドばかり
と思っていたらフライヤーを夢屋に貼っていた
BLUES HANNIBALを見つけR/H/Bへ行く前に
自分の軽卒さを目の当たりにしてはそののちさらに
いかんともしがたい事態に陥ってゆくのだけれどこの時はまだ
知るよしもなく、いいえ
へ泥の溜まる心の奥底では知っていたのかもしれないけれど
ちょっぴり苦手な辛い物食うてからライブをエンジョイ
お腹も体も満たされた夜、そんな夜は

ずるい！
それは私がそれを初めて
見た時の感想で
これミリオンセラーでしょうが
つって私が知らないだけでもしかしてもうなってんの
とぶつくさひとり言を言いもって古本屋にて
購入したわけですが
８年前ということで楳図先生お若い
お年をめされない草間さんのお楽しみの展覧会がもうすぐ南船場で！
プリンツ２１ 2001 冬