生まれて初めて
某フアンクラブに入った今年
それもこれもこれだけのために入ったのにそう
それはお芝居のチケットが取りやすいと
聞いたから入ったのですが、
もちろん取れましたよ
あ、これ、９月の話なんですけど
けれどあんまり芝居も観に行ったことありませんし
チケットの取得制度も特に知っているわけではないからか私
最前列だったらどうしよう
と震え上がっていたのです喜びに
けどぉフアンクラブつったってぇ
手放しで喜べるわけではないらしく発券してみればななんと
１０列目だったのです
普通に取れたと思ったらすこぶる前だけど
先行予約と思うとなんとも中途半端
ロッピーを前に別の感情で体がわななき震え上がったのを今も
昨日のことのように覚えていますがしかも
私の視力までも中途半端で車の免許を取るならば
眼鏡がいるではなかろうか、といった程度
居酒屋でおすすめを書いている黒板などはほとんど見えない程度
ということは１０列目に不安を持つ程度
ということでこちらも人生で初めて
眼鏡を作ることにしたのです
兎に角まわりの眼鏡ボーイズ＆ガールズに
眼鏡の心得を教えてもらい滅多と行かない梅田へと行き
中学生の頃から憧れていた形の眼鏡を手に入れられたのですが
何分全てが初めてで眼鏡店にて
眼科で受けたことがあるような視力などのチェックを受け
レンズと目の距離、耳のかかり具合そう
仕上げの最終チェックの際に
私が自分で眼鏡をかけるのではなく
おじさまの紳士店員が私に眼鏡をかけてくれては目を、いいえ
私と眼鏡との距離をまじまじと見つめ
再び外されてはまたかけ
耳にかかった髪をかきあげられてはまた外されそして
またかけられ…
丁寧なチェックはありがたいけれど
されるがままに眼鏡をおじさまにかけられる私
まるで結婚指輪をはめられているような感覚に陥り
何度目かかけられる頃には
うっすら目を閉じさえしていたのではないか
とまるで恥じらい持つ行為のような気持ちにさせられたけれど
紳士的な店員さんでよかった
と心底思い帰りに寄った焼鳥屋で早速
おすすめボードを眼鏡でしっかりと確認してから注文して