見極める 懐に隠していたものを時折 ちらりと見せては驚かし 喜んでいたけれど もう誰にも見られぬよう懐に隠し持ったまま すぐに宝箱に入れよう そしてひとりで時折 ちらりと見ては目を閉じる そうすれば秘密が口中に広がってきっと なによりも甘いはずだから