楽しい宴にも悲しいかな
必ず終わりがやってるくようで
目覚めればミハルちゃんの実家
ミハルの弟に起こされ急いで身支度をし
七つ年下の弟を私は
こんなちっちゃいときから知ってんねんで
それが私かて免許ないのに運転して
おおきゅうなったな
と思ったけれど口には出さず
弟に車で駅まで送ってもらい
さわやかな朝、通勤電車でひとり
朝帰りと悟られてはいけないわ
と思い酒の匂いを消すため
香料の強いチューインガムを噛み
ミュージックを聞きもって乗れば難波に着き
止めていたママチャリに乗れば
治っていない風邪を持っているというのにあまりにも清々しく
真直ぐ帰宅するのがもったいなく思え
新世界方面へサイクリング
朝の静かな商店を横目に鼻歌まじりでこぐ自転車は
ママチャリであろうともこのまま日本一周できるんじゃないの
と思えるほど爽快で
通天閣の手前でティーをすすろうと止まると
おじいさんとおじさんの間くらいの年齢の二人連れに道を尋ねられ
正確に答えたのだけれど
どっからどうみても、絶対に
私よりもこの辺りに詳しそうな風貌で
なぜ道を尋ねられたのかしら
とにやにやしながら通天閣の下を抜け
フェスティバルゲートを折り返し地点にし帰路を行けば
変わりゆく街並にどうしようもなさを感じて
必ず終わりがやってるくようで
目覚めればミハルちゃんの実家
ミハルの弟に起こされ急いで身支度をし
七つ年下の弟を私は
こんなちっちゃいときから知ってんねんで
それが私かて免許ないのに運転して
おおきゅうなったな
と思ったけれど口には出さず
弟に車で駅まで送ってもらい
さわやかな朝、通勤電車でひとり
朝帰りと悟られてはいけないわ
と思い酒の匂いを消すため
香料の強いチューインガムを噛み
ミュージックを聞きもって乗れば難波に着き
止めていたママチャリに乗れば
治っていない風邪を持っているというのにあまりにも清々しく
真直ぐ帰宅するのがもったいなく思え
新世界方面へサイクリング
朝の静かな商店を横目に鼻歌まじりでこぐ自転車は
ママチャリであろうともこのまま日本一周できるんじゃないの
と思えるほど爽快で
通天閣の手前でティーをすすろうと止まると
おじいさんとおじさんの間くらいの年齢の二人連れに道を尋ねられ
正確に答えたのだけれど
どっからどうみても、絶対に
私よりもこの辺りに詳しそうな風貌で
なぜ道を尋ねられたのかしら
とにやにやしながら通天閣の下を抜け
フェスティバルゲートを折り返し地点にし帰路を行けば
変わりゆく街並にどうしようもなさを感じて