漫画ミナミの帝王に涙す | 夢子のレインボー日記

暖かい部屋から窓の外を見
日本酒なぞひっかけておった昨夜
その日本酒の空き瓶を捨てる前に一瞬でも
ナニかに使えないかしら
とモロゾフのプリン的思考が働いた自分がすこぶる憎い
と思いつい必要以上に強くゴミ袋に放り込み
おでん屋の透明美しいおでんでなく
居酒屋の冬限定といったくったくたで真っ茶っ茶のおでんが食べたい
なんて口走ってしまったせいで
どこでどうにかなってしまって
自らおでんを作るはめになりなり作り始めてみれば
兎に角煮込むだけのような雰囲気のある料理ではあったけれど
皮をむき下茹とか
すじは柔らかくなるまで煮込むとか
なっかなか大変で手がかかり
楽しかったことといえばこんにゃくの隠し包丁くらいで
完成を間近に迎えた味付けなんて
失敗は許されぬ緊張からほとんどの出汁を飲み干し
飲み過ぎて味がよくわからなくなりながらも
なんとか完成してみれば目的の真っ茶っ茶にはほど遠い
透き通るその薄い出汁のお色はいつか見た
沈みゆく夕日を水面に映した外国の海のようで
とは言いすぎたかもしれません

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