あの人に会っても
あこに飲みに行っても
皆が口にするのはある人物の名前
それはもう通りすがりの人たちでさえ
口にしているような気がして
幻聴にも悩まされ始め
男、ああぁ男なのか
何ぃ女、女なのか
と性別すら判断できぬまま
頭ン中で反芻される謎の名前はもう
爆発寸前までキていたのにいつしか
それは甘い響きへと姿を変えた、その日
本人登場で初のご対面
ままさかのシーンに遭遇したわたしは知らぬ間に深い
深い眠りについていた
その寝顔は微笑んでいるようにも見えたという
あこに飲みに行っても
皆が口にするのはある人物の名前
それはもう通りすがりの人たちでさえ
口にしているような気がして
幻聴にも悩まされ始め
男、ああぁ男なのか
何ぃ女、女なのか
と性別すら判断できぬまま
頭ン中で反芻される謎の名前はもう
爆発寸前までキていたのにいつしか
それは甘い響きへと姿を変えた、その日
本人登場で初のご対面
ままさかのシーンに遭遇したわたしは知らぬ間に深い
深い眠りについていた
その寝顔は微笑んでいるようにも見えたという