梅田で飲もう
なんつって行くはアウェイ梅田の
さらに地下街を通り抜けて行くものだから
もうここが大阪なのか現在なのかもわからなくなりそうで
辿り着いたアジアン鍋の店は
外国から見た日本
といった内装でアジアをふんだんにアッピールしていて
　その内装に偽りはなく寿司や造りまで注文できるという
豊富なメニューは輪をかけて
ここがどこなのかをわからなくさせ
一緒に行った面子のひとりも
これ夢の中だ
と呟いていたけれど鍋は絶品で、
ひと月ほど前から治りやしない
口唇の荒れさえなければ
ピリ辛のお鍋をさらにおいしくいただけたろうに
完治の暁には再び訪れることを決意し
夜とアルコールに身をまかせて