
スペイン旅行初日/出発の朝
パスポートを腹巻に入れるなんてできません
と豪語していたけれど
スリに気をつけろを始め
恐ろしい話(オバケじゃないよ)をぎょうさん聞き一時は
スペインには行きたくない
とまで思わせられたのですが
念願叶う日をみすみす逃がせば末代まで笑われる
という夢家家訓を思い出しポッケ付き腹巻は
意地でも買わなかったけれどぴたりのポーチを購入し
左側にバッグ、右側にポーチ
中央にはキャメラをぶら下げ
探検隊のような出で立ちで関西国際空港へ
半分は開けてあるというのにすでにスーツケースは重い
*
*
飛行機にて
フィンランド経由はフィンランド航空で出発
のしかかる重力をなぜか懐かしく感じながら
フィンランド好きのお客さんから
どっかの大統領が
アメリカンフットボール観戦中に食べ食べ
喉につまらせたくらい
口中の水分奪われるお菓子がおやつに出るので
ユメーコも気をつけて
と言われていたプレッツェルを初めて食べることになり
私は忠告を聞く女
と少しずつ食べれば私の口の中はそれに襲われることなくそして
気圧の関係で機内で酒を飲めばしこたま酔うぜ
とも噂に聞いていたので恐る恐る
ビールビールワインワインと飲みすすめるけれど
一向に酔わなくてなんだか損した気分でも
ズビズビしていたら10時間もあ、という間
これが時差なのか機内ではずっと日暮れ
もしくは明け方の空が続いていてオレンジ色がキ・レ・イ
*
*
マイナス2度の妖精
2年越しの想い、念願のスペイン旅行は
私だけが喜んでいるのではなくご一緒した
沖縄女、色んな海に港を持つ女も同じで
到着したフィンランド空港がマイナス2度であっても
下がることのないテンションを三人とも持っていたけれど
気圧の関係、全身のむくみには勝てず
かわいいと評判の色んな海に港を持つ女を写真に撮ると
顔はンぱんぱんに膨れ上がっていて
眼鏡をはずした時ののび太くんさながらで
この写真がこの旅の最優秀視覚効果賞に選ばれたのは
言うまでもなく悔し涙を凍らせて
*
*
飛行機にて2
フィンランドからスペインまで
小さめの飛行機で出発し三度目の機内での食事は
ただただ座っているだけなのに
朝昼晩に加えおやつを与えられるこの状況に
太れるだけ太れ
肥えたお前はさぞ旨かろうにと言われているような
閉じ込められているような錯覚もなくはなかったけれど
物珍しい機内食を三度ともおいしくいただき
ゲバゲバしているとすこぶる揺れる機体ああ
やっぱり鉄の塊が飛ぶなんて思い込みだったのね
と人生で初めて心の中でお母さん
と叫んでも静まらない揺れは揺れに揺れ続け
バタバタと音立てなんとか着陸した直後
どこからともなく始まった割れんばかりの拍手
スタンディングオベーションにもちろん私も自然と参加していたけれど
この喝采に機長は何を思う
*
*
グラシアスジョーク
昼の12時に出発して
その日の夜9時にバルセロナに到着したんだから
時差なんて感じることもなく
日本語はもう通じることなく
喋れないけど喋りたいミーハー魂を忘れず私は
グラシアスありがとうだけを武器にしていたけれど
心強い味方は色んな海に港を持つ女が
流暢に英語を使いタクシーでホテルへ
三人いっぺんにスーツケースを広げられない部屋
と聞いていたけれどじゅうぶんな広さで
なぜかすすんで
エキストラベッドを選んだ沖縄女だけが狭い思いをして
*
*
大半を飛行機で過ごした初日
今日は何が起こってもそれは全て気圧の関係
アグレッシブな明日に向かって走るように眠る眠る

上/勝負の旅はペイズリー×ペイズリーでパスポートを腹巻に入れるなんてできません
と豪語していたけれど
スリに気をつけろを始め
恐ろしい話(オバケじゃないよ)をぎょうさん聞き一時は
スペインには行きたくない
とまで思わせられたのですが
念願叶う日をみすみす逃がせば末代まで笑われる
という夢家家訓を思い出しポッケ付き腹巻は
意地でも買わなかったけれどぴたりのポーチを購入し
左側にバッグ、右側にポーチ
中央にはキャメラをぶら下げ
探検隊のような出で立ちで関西国際空港へ
半分は開けてあるというのにすでにスーツケースは重い
*
*
飛行機にて
フィンランド経由はフィンランド航空で出発
のしかかる重力をなぜか懐かしく感じながら
フィンランド好きのお客さんから
どっかの大統領が
アメリカンフットボール観戦中に食べ食べ
喉につまらせたくらい
口中の水分奪われるお菓子がおやつに出るので
ユメーコも気をつけて
と言われていたプレッツェルを初めて食べることになり
私は忠告を聞く女
と少しずつ食べれば私の口の中はそれに襲われることなくそして
気圧の関係で機内で酒を飲めばしこたま酔うぜ
とも噂に聞いていたので恐る恐る
ビールビールワインワインと飲みすすめるけれど
一向に酔わなくてなんだか損した気分でも
ズビズビしていたら10時間もあ、という間
これが時差なのか機内ではずっと日暮れ
もしくは明け方の空が続いていてオレンジ色がキ・レ・イ
*
*
マイナス2度の妖精
2年越しの想い、念願のスペイン旅行は
私だけが喜んでいるのではなくご一緒した
沖縄女、色んな海に港を持つ女も同じで
到着したフィンランド空港がマイナス2度であっても
下がることのないテンションを三人とも持っていたけれど
気圧の関係、全身のむくみには勝てず
かわいいと評判の色んな海に港を持つ女を写真に撮ると
顔はンぱんぱんに膨れ上がっていて
眼鏡をはずした時ののび太くんさながらで
この写真がこの旅の最優秀視覚効果賞に選ばれたのは
言うまでもなく悔し涙を凍らせて
*
*
飛行機にて2
フィンランドからスペインまで
小さめの飛行機で出発し三度目の機内での食事は
ただただ座っているだけなのに
朝昼晩に加えおやつを与えられるこの状況に
太れるだけ太れ
肥えたお前はさぞ旨かろうにと言われているような
閉じ込められているような錯覚もなくはなかったけれど
物珍しい機内食を三度ともおいしくいただき
ゲバゲバしているとすこぶる揺れる機体ああ
やっぱり鉄の塊が飛ぶなんて思い込みだったのね
と人生で初めて心の中でお母さん
と叫んでも静まらない揺れは揺れに揺れ続け
バタバタと音立てなんとか着陸した直後
どこからともなく始まった割れんばかりの拍手
スタンディングオベーションにもちろん私も自然と参加していたけれど
この喝采に機長は何を思う
*
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グラシアスジョーク
昼の12時に出発して
その日の夜9時にバルセロナに到着したんだから
時差なんて感じることもなく
日本語はもう通じることなく
喋れないけど喋りたいミーハー魂を忘れず私は
グラシアスありがとうだけを武器にしていたけれど
心強い味方は色んな海に港を持つ女が
流暢に英語を使いタクシーでホテルへ
三人いっぺんにスーツケースを広げられない部屋
と聞いていたけれどじゅうぶんな広さで
なぜかすすんで
エキストラベッドを選んだ沖縄女だけが狭い思いをして
*
*
大半を飛行機で過ごした初日
今日は何が起こってもそれは全て気圧の関係
アグレッシブな明日に向かって走るように眠る眠る


左/これが噂のプレッツェル
右/ただならぬお味のライ麦パン
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