11月17日・4日目/情熱は赤い色
10年振り2度目の海外旅行ということで
人生のほとんどを日本は大阪で過ごしている私は
全くもって外国語がわからないのですが今旅
ジェスチャー8割、日本語2割でことなきを得
言葉の壁を情熱で越えたわけですが今日は
グロリエス駅近くののみの市へ
服から下着、生地から小物、調理器具、何かの部品まで
なんでもあるこの市はバルセロナ最大級らしく
四天王寺さんの朝市の10倍はあろうか店の数で
人混みの中さすが染色家である
沖縄女(ブログリンク/紺屋ビンガラ)は早速
生地を物色していて定員が
アラブ産でどうのと説明してくれているのを
アイラブユーと聞き違え頬を赤く染め
ノーアイラブユーと定員の苦笑いを誘っているところ
私はイカしたメンズの柄シャツを見つけ土産にと
Mサイズである38を探すけれど39しかなく定員に
38はないかしらということをどうにか伝えようとしても
なかなか伝わらないので知らぬ間に興奮したのか逆に冷静だったのか
いつも通りの日本語で38ないのと定員に詰め寄ると、ないない
と日本語でしかも関西弁で返事を受け仰天
パッションは伝わるものであるとさすが情熱の国だわ
と改めてスペインへ来たことの喜び噛み締め
柄シャツ買って古本買うて
二人とはぐれて泣きそうになって
*
*
パラダイス
濃い顔のメンズが好きな私が失神寸前で行くは
若きしのピカソが頻繁に通っていたレストラン、クアトロ・ガッツへ
ここへ行った時は知らなかったのですが
1900年前後に閉店した店を再現
再びオープンした店だそうです
腹ペコすぎでも失神寸前の私たちは勢いよくしかし
よくわからぬまま注文すると出てきたパスタそして
見たことないくらい分厚いラムステーキを
ワインでいただいていたその時
持っていたフォークを落とすくらいのぐ、と
ぐぐ、とくる私好みの定員現れうとり
こないにも分厚い肉食ってる場合じゃなかったけれど
あまりのおいしさにがっつきつつうとりしたその時
目に飛び込んでくる毛むくじゃらの腕
完全にノックアウトされた私は愛の言葉を口走るけれど
色んな海に港を持つ女が通訳してくれず、ううん
人を通した愛の言葉など意味をなさないもの
とどうにか自分で伝えようと
のみの市の時よりも強いパッションを投げかけるけれど
彼には届いていないみたいその上
あまりお酒を飲まない沖縄女と色んな海に港を持つ女の分まで
ワインを飲み散らかしていた私はもう
日本語すらままならなくなってきて
*
*
元祖チャーミングホール
沖縄女、色んな海に港を持つ女との三人の旅は
喧嘩なんてしてるヒマもなく
本当に心地よかったのは10年来の友人であるとともに
ペースが同じだったことで
誰ひとりとして予定通りに行動せないやや
という性格の持ち主がいなくて
まぁ予定を立てられる者が一人もいなかったとも言えますが、
荷物が多いので千鳥足で一旦
ホテルへと戻ればもう宵の口で
今夜はクラブへ行こうなんつってたものですから
ちょと昼寝をとベッドにもぐると
色んな海に港を持つ女がピラティスのポーズを
とっているではございやせんか
凄いポージングだわ
と慌てて起きた私も真似てみるけれど
あられもない恥ずかしい姿を晒すばかりで
しかし色んな海に港を持つ女をよく見てみると
ズボンが破れていてしかもヒップの方ではなく
花のお股が破けていてもうポージングどころではなかったけれど
ここでも紺色の紙パンツが役立ち
ぱ、と見ただけでは全くわからず
平気な顔で続ける女のポーズは美しさを増していって
*
*
紙袋師匠
午前2時が一番盛り上がるけれど
夜は危険なので気をつけて
というガイドブックの言葉を見てどないやねん
なんつって行くは残念ながら修復中で見れなかった
グエル邸近くのテクノクラブへ
三人とも聞かないテクノでしたが零時すぎに行くと
元軍人といった用心棒らしき2人にまだ人少ないから
と2時頃に来ることを促され近所で飲んでいると
あんなにも面白騒動を巻き起こした化粧惑星にまつわる話を
色んな海に港を持つ女にしていなかったようで
話し終えればちょうどいい時間で
行けば行列の寒い中
少々並んで入るとボーイに踊ろうヨなんつって
くるくる回されたりしたけれど
稀に見る目のイきようだったのでわななき
差し出されたビールを
普段ならば拾ってまで飲みたいビールをも断って
早々と退店ランブラス通りを歩いていると
こんばんわと日本語で話しかけられ振り向けば
イギリス人とスペイン人のハーフの若い男の子で
去年まで東京に住んでいたらしく
僕いくつに見えます
すいやせんすいやせん
そりゃないっスよ
と達者な日本語は誰に教わったのか
私らよりも日本人らしく思えた真夜中
寒さは夜空をくっきりと浮かび上がらせている
*
*
ホテルに帰り交代でお風呂いただけば
もう出発のお時間
さぁて明日の行き先は
10年振り2度目の海外旅行ということで
人生のほとんどを日本は大阪で過ごしている私は
全くもって外国語がわからないのですが今旅
ジェスチャー8割、日本語2割でことなきを得
言葉の壁を情熱で越えたわけですが今日は
グロリエス駅近くののみの市へ
服から下着、生地から小物、調理器具、何かの部品まで
なんでもあるこの市はバルセロナ最大級らしく
四天王寺さんの朝市の10倍はあろうか店の数で
人混みの中さすが染色家である
沖縄女(ブログリンク/紺屋ビンガラ)は早速
生地を物色していて定員が
アラブ産でどうのと説明してくれているのを
アイラブユーと聞き違え頬を赤く染め
ノーアイラブユーと定員の苦笑いを誘っているところ
私はイカしたメンズの柄シャツを見つけ土産にと
Mサイズである38を探すけれど39しかなく定員に
38はないかしらということをどうにか伝えようとしても
なかなか伝わらないので知らぬ間に興奮したのか逆に冷静だったのか
いつも通りの日本語で38ないのと定員に詰め寄ると、ないない
と日本語でしかも関西弁で返事を受け仰天
パッションは伝わるものであるとさすが情熱の国だわ
と改めてスペインへ来たことの喜び噛み締め
柄シャツ買って古本買うて
二人とはぐれて泣きそうになって
*
*
パラダイス
濃い顔のメンズが好きな私が失神寸前で行くは
若きしのピカソが頻繁に通っていたレストラン、クアトロ・ガッツへ
ここへ行った時は知らなかったのですが
1900年前後に閉店した店を再現
再びオープンした店だそうです
腹ペコすぎでも失神寸前の私たちは勢いよくしかし
よくわからぬまま注文すると出てきたパスタそして
見たことないくらい分厚いラムステーキを
ワインでいただいていたその時
持っていたフォークを落とすくらいのぐ、と
ぐぐ、とくる私好みの定員現れうとり
こないにも分厚い肉食ってる場合じゃなかったけれど
あまりのおいしさにがっつきつつうとりしたその時
目に飛び込んでくる毛むくじゃらの腕
完全にノックアウトされた私は愛の言葉を口走るけれど
色んな海に港を持つ女が通訳してくれず、ううん
人を通した愛の言葉など意味をなさないもの
とどうにか自分で伝えようと
のみの市の時よりも強いパッションを投げかけるけれど
彼には届いていないみたいその上
あまりお酒を飲まない沖縄女と色んな海に港を持つ女の分まで
ワインを飲み散らかしていた私はもう
日本語すらままならなくなってきて
*
*
元祖チャーミングホール
沖縄女、色んな海に港を持つ女との三人の旅は
喧嘩なんてしてるヒマもなく
本当に心地よかったのは10年来の友人であるとともに
ペースが同じだったことで
誰ひとりとして予定通りに行動せないやや
という性格の持ち主がいなくて
まぁ予定を立てられる者が一人もいなかったとも言えますが、
荷物が多いので千鳥足で一旦
ホテルへと戻ればもう宵の口で
今夜はクラブへ行こうなんつってたものですから
ちょと昼寝をとベッドにもぐると
色んな海に港を持つ女がピラティスのポーズを
とっているではございやせんか
凄いポージングだわ
と慌てて起きた私も真似てみるけれど
あられもない恥ずかしい姿を晒すばかりで
しかし色んな海に港を持つ女をよく見てみると
ズボンが破れていてしかもヒップの方ではなく
花のお股が破けていてもうポージングどころではなかったけれど
ここでも紺色の紙パンツが役立ち
ぱ、と見ただけでは全くわからず
平気な顔で続ける女のポーズは美しさを増していって
*
*
紙袋師匠
午前2時が一番盛り上がるけれど
夜は危険なので気をつけて
というガイドブックの言葉を見てどないやねん
なんつって行くは残念ながら修復中で見れなかった
グエル邸近くのテクノクラブへ
三人とも聞かないテクノでしたが零時すぎに行くと
元軍人といった用心棒らしき2人にまだ人少ないから
と2時頃に来ることを促され近所で飲んでいると
あんなにも面白騒動を巻き起こした化粧惑星にまつわる話を
色んな海に港を持つ女にしていなかったようで
話し終えればちょうどいい時間で
行けば行列の寒い中
少々並んで入るとボーイに踊ろうヨなんつって
くるくる回されたりしたけれど
稀に見る目のイきようだったのでわななき
差し出されたビールを
普段ならば拾ってまで飲みたいビールをも断って
早々と退店ランブラス通りを歩いていると
こんばんわと日本語で話しかけられ振り向けば
イギリス人とスペイン人のハーフの若い男の子で
去年まで東京に住んでいたらしく
僕いくつに見えます
すいやせんすいやせん
そりゃないっスよ
と達者な日本語は誰に教わったのか
私らよりも日本人らしく思えた真夜中
寒さは夜空をくっきりと浮かび上がらせている
*
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ホテルに帰り交代でお風呂いただけば
もう出発のお時間
さぁて明日の行き先は