本当に
本当は抱きしめてほしかった、だけど
わたしは振り向かなかった
振り向くことができなかったの
噛んだ唇のはしから血が流れてきた
握った手のひらからは血が流れている
まばたきすればアイラインの黒い涙、だけど
そのまま行くの
冷たい夜風だけがわたしに優しく吹いている
本当は抱きしめてほしかった、だけど
わたしは振り向かなかった
振り向くことができなかったの
噛んだ唇のはしから血が流れてきた
握った手のひらからは血が流れている
まばたきすればアイラインの黒い涙、だけど
そのまま行くの
冷たい夜風だけがわたしに優しく吹いている