四国旅行・１日目
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旅行前夜に
明方まで飲み散らかしてしまったのは
隣席の方がご馳走してくれたからで
在来線で行く予定だったところを
浮いた飲み代で贅沢しようと損得勘定のできない私ら二人は
沖縄女と新幹線に乗り込み行くは岡山へ
倉敷って近いのかしら
あそこに行きたいのよ
と岡山のことばかりを口走る沖縄女だけれど
今日の目的地は香川県であり
そんなにも岡山に行きたかったのならなぜ
香川旅行にひとつの不満も言わなかったのか
不思議に思いながらも駅弁を頬張り
眠い目をこすっているとあ、
という間に着き新幹線の早さはありがたくも
旅行としてはちょっぴり物足りなさを感じては
在来線への乗り継ぎがうまいこといかず
４５分待ちの間
ミュージックを聞いて腰を振っていると沖縄女が
ヘアーをおだんごにアップしようかな
というので団子みたいな顔して
と言ったのを皮切りに流石きびだんごの国、岡山県
私らの間で団子の乱が勃発
笑顔で罵り合うその姿は勇ましく本日
１日中続くこととなったのですが
ダンゴ鼻とバカダンゴで決着がつき宇野港へ
車中、外国人男性にこの電車は宇野へ行くのか
といったことを英語で話しかけられ
なんの疑いもなくsi,siとイタリア語で答える私
siは英語でいうところのyesなのですが元来
英語がからっきしな私はとうとう
簡単な英語すらぱっ、と出なくなりもしかしたら
外国人が全員イタリア人に見えているのか、
イタリア語に溺れていることを痛感し見る
瀬戸内海の青さよ
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宇野港に到着し
小１時間待ったフェリーに乗り込み２年振りの
思い出の地、直島へ
早速見える赤かぼちゃを横目にうどん屋へ直行し
豪快にうどんをすすりあげる今回の旅は
讃岐うどんを食べることを第一とした旅であり
この店こそ２年前に訪れた際
隣接する生協停電のため奇しくも臨時休業していたうどん屋で
念願のこの思いはさらにうまさを掻き立て地中美術館、
黄かぼちゃを晴天の中巡りお初にお目にかかる赤かぼちゃったら
かぼちゃ内まで水玉で入ったり出たり
穴を覗いたりナニしたって飽きることはなく
抱きかかえてはフェリーを待つ間
代わる代わる３人のおっちゃんに話しかけられ
香川県情報を教えてもらい
初めて訪れる四国本土へ
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本当に今旅は乗り継ぎがうまく行かず
先を読めない自身を呪うよりも走りに走って
乗れた電車は高松から徳島へ向かい
やまのぼる（ブログリンク／とっくりおばけの円盤）邸へ
駅前で徳島ラーメンを食べて行けば
噂に聞いていたやまのぼるの実家は本当に２軒あり
相変わらずのレコードしかない別宅に泊めていただけば
のぼるママはふかふか布団のみならず
歯ブラシまで用意してくれていて
至れり尽くせりでみたらし団子とクッキーを土産に持参した私らは
申し訳なくもありがたくふんぞり返って
今日を思い返そうとするけれど
睡魔に誘われ今度は夢の国へと旅立って
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＜明日へつづく＞