夢子のレインボー博多日記2

二日目/抜き差しならない朝
現実と夢の境目は
いつ眠ったのかわからないまま
目覚めた早朝6時7時
旅行といえども早すぎるワ
ともう一度寝ようとするけれど今日は太宰府と
キノコちゃんおすすめ柳川などにも行きたかったので
二度寝はなしでパン貪ればライ麦のパンチで目は冴えざるをえない


こんなにも肉あれど
暖かい飲み物をもってしても一瞬にして体冷えるこの寒さ
大阪よりも寒いなんて南国九州のうそつき
と吠えてみたら少しは暖かくなるかしら
と太宰府へ行く前にユニクロに寄り
ヒートなテックを探すけれど気温は低くたって時は4月
そんなテックなものはもうどこを探してもなく
仕方ないので夏の爽やか肌着
みたいなものを選び気持ち
ましになった気がする私は幸せ者ではないでしょうか

   
サイエンスフィクション
天神に大名とぐっ
とくる地名がある博多の街を背に向かうはいざ太宰府
梅の季節ではないけれど観光客や修学旅行生で賑わう参道、
太宰府天満宮を参りうその鈴買うたあと
キノコちゃんおすすめの茶屋へ行くため
ぐいぐい奥へとすすむと話通り人っこはひとりもいなくなり
無限にあろうかと並ぶ真っ赤な鳥居
少し苦しい階段や山道をあがっていけば
小さな祠があり今までの状況に雰囲気ありすぎて
おっかない気さえしてきたところ
気づいた音に振り向けば10代であろう青年が立っていて
まぼろしか、借り物の姿か
なんつっては山ではないけれど、山の挨拶をし
開いてなかった茶屋の前で立ち尽くしてから
ぐるっと回って帰ろうと魔王に案内を任せれば
道は道なき道へと変わっていき
青年の姿も全く見えなくなり迷ったのね
とコラする私を見て小さな声で何かぶつぶつ言っている
近づいて聞いてみると
キノコちゃんがあんなとこの茶屋をすすめたせいだ
と言っていた
木々の間からこぼれくる美しい陽のぴかりに
大きく拳をふりあげる、私




ポカスカバチン
小さな冒険は迷子ではなく遠回りで幕を閉じ
天神さまのすぐ隣、だざいふ遊園地の側を通り
突如現れた不似合いなほどに近代的な九州国立博物館には寄らず
参道の茶屋で名物の梅ヶ枝餅をビールで食べ食べ
辿り着いた柳川にて松月川下りはお堀めぐりへ
舟の上に用意されていた本気ダブルの掛け布団を
肩までかぶり凌ぐけれど流石水の上
寒さは今旅マックスを指し虚ろな記憶に
なんとか思い出をたぐり寄せれば
オノヨーコの生家と船頭さんが説明の間しきりに
おいちゃんの賞味期限はもう切れてるから
と言っていたことだけで
   
右/こんな具合で14くらいある橋の下を通りました


古着屋 西海岸
福岡を訪れる前
友人知人におすすめを聞けば皆が口を揃えて
もつ鍋だわもつ鍋だぜ
と言いとっても楽しみにしていた今夜
私だって今までにもちろん食べたことありますよ
博多から大阪にやってきました
といった店にも行ったことありますしその時も、いいえ
いつだってなんだっておいしくいただいたおかげ
このボディを手にいれたのですが
今夜のもつ鍋は今まで以上
ナンバーワンもつ鍋
現地マジック思い込み万歳そう
わたし、博多のもつ鍋に恋してたんだ
と気づいた時わたしのえくぼはつぼみのように小さく揺れて
酢モツ!!!


日本酒御殿の乾杯音頭
普段、鍋の雑炊は食べないのだけれど
今夜の雑炊はチーズで作るなんて言うもんだから
乙女心がむくりむくりと花を咲かし少しだけ
とウィンクして完食そのあと
次の店へあてなく歩いていると
お手頃寿司屋が今日オープンのチラシを配っていて
ここ博多まできて寿司だなんて
と思いつつもお得さとともにぽいぽいつまんでいつものごとく
大きく笑える素敵な国ああニッポン

思わぬところで
思わぬアレと会ったのは明日
見つけた時、走り寄ってそして抱きしめたんだ

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